- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2013/10/04
- 出版社: サンマーク出版
- ISBN:978-4-7631-9709-2
病気にならない生き方2 実践編
著者 新谷弘実 (著)
刊行以来、老若男女を問わず、100万人以上の読者から「目からウロコが落ちた」「いままでの常識が覆された」と絶賛された『病気にならない生き方』。その待望の第二弾がいよいよ刊...
病気にならない生き方2 実践編
商品説明
刊行以来、老若男女を問わず、100万人以上の読者から「目からウロコが落ちた」「いままでの常識が覆された」と絶賛された『病気にならない生き方』。
その待望の第二弾がいよいよ刊行となります。
本書は前作を踏まえ、ではいったいどうすれば「病気にならない生き方」を歩んでいけるのかを、できるだけ具体的に、かつわかりやすく、書き下ろしたものです。
前作が「究極の理想を謳った書」だとすれば、本書は誰もが楽しみながら健康な食生活を送るための「実践の書」といえるでしょう。
たんなる「健康オタク」として生きる道ではなく、
幸せで健康な人生をより長く送っていただくための健康法、人生をガラリと変える「病気にならない生き方」実践法をお届けします。
*目次より
◎人間の体は本来、病気にならないようにできている
◎低体温の人はガンになりやすい
◎インド人がガンジス川の水を飲めるのはなぜか?
◎「白い食品」は「体によくない食品」と考えよ
◎口呼吸は病気の引き金となるので要注意
◎90歳まで長生きする愛煙家がいるのはなぜ?
◎日本人が知らないトランス脂肪酸の恐怖
◎腸は自ら考える「第二の脳」である
◎工場由来の食品に命は宿っていない
◎毒素レベルがチェックできる50の質問 ほか
著者紹介
新谷弘実 (著)
- 略歴
- 1935年福岡県生まれ。順天堂大学医学部卒業。渡米し、胃腸内視鏡学のパイオニアとして活躍。アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授、ベス・イスラエル病院内視鏡部長などを兼任。
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日本人もガンとの戦いに敗れていくのか
2007/01/13 01:28
28人中、26人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前著では、病気にならないためにはどうすればよいのかについて非常なる説得力で展開されていた。その有益さはみのもんたの番組の比ではない。みのもんたの番組では、痩せるなら痩せるで一点集中である。故に、統一性の無い誤りが混在する。食事前にリンゴを皮ごと食え?農薬漬けの自殺行為である。
本書はその続編である。前著については、たとえば時間がたった揚げ物を食べないだとか、水を2L飲むとか、酒はダメ、タバコは言語道断、電子レンジはダメ・・・実践不可能という愚痴を垂れる意見が続出していた。しかし、本書はそれを踏まえて実践しやすく指導されている。
先生によれば、日常生活こそ病気の原因なのだと言う。これはホントであろう。例えば、歯磨き粉である。歯磨き粉の中に含まれるフッ素は害毒そのものである。確かに微量だからとの反論もあろう。しかし、口内には角質層がなく、直に吸収されてしまう。それ故、フッ素や発泡剤のラウリル酸など発がん物質がモロに吸収されてしまうわけである。歯磨き粉は日常生活で最大の発ガン因子とまで言われている。ただ、それじゃ生活できないじゃないか!と思考停止してはいけない。せっけん歯磨き粉などがシャボン玉せっけんなどからちゃんと出ている。
著者は肉食の末路は大腸がんと断言する。30万人の臨床例から演繹した結論だと言う。きっと、本当に体に悪いのだろう。成長ホルモン漬けの豚肉など最たるものである。
また、意外と健康本に対して多い批判が「そんなに健康に気遣って楽しいか?」とか「自分だけいいもの喰おうなんてムシがいい!」とかである。しかし、問題はそんな信念とか単純なものではない。日本の食品業界は最悪である。大抵、私などは日本の電機産業は最高であるとか日本を貶めるようなことは控える方だが(無論、全て真実故にだが)、日本の食品業界は最悪である。
発ガン物質だらけの安物プリンハム、農薬まみれの野菜、マーガリン過剰使用(マーガリンは著者によれば最悪の合成油だそうで、現に使用禁止の国も増えている)、青色何号という着色、そして目を転ずれば子供向け派磨き粉にまで入る発泡剤。食品行政を転換しなければならない時期に来ている。
消費者が悪いのである。ハムに着色しなければ買い手が無いというのだから、何とバカな消費者か。それでは困る。
著者は年に2〜3回しか肉は食わないという。そこまですべきとは先生もいっていない。食べてもいい。ただ、出来るだけ回数を減らせ、その理由は・・という感じの主張である。そして、活性酸素を生む酸化した油はやめよとこれは強く警告する。これは知っておいた方がいい。また、牛乳は病気の元であり、骨粗鬆症を「招く」から絶対にやめよという。牛乳も、酸化油もやめることは誰でも実践できるはず。このとおり、著者は絶対にやめるべきものとそうでないものとの濃淡はちゃんとつけているのだ。
とにかく、本書の功績は、食品業界および行政に一石を投じた事である。牛乳については賛否争いあるも、明白に著者の説が説得力があり、有力といえる。乳製品は一切控えると言う欧州人や米国人は結構多い(確かマドンナとか)。
ガンとの闘いにアメリカ人は敗れつつあるという。しかし、それは我が日本人も同じである。若い世代が、今の老人のように85まで生きられると思ったら大間違いである。必ず寿命は落ちてくる(医療は度外視すれば)。ガンと闘うのは、結局個々人なのであり、その死に様こそ、残念ながら不摂生の勘定書なのかもしれない。私もヤバイ側の人種である事は言うまでも無い。