色彩の檻
著者 西野花 (著)
始まりは幼い頃。母が不倫相手と事故死したと知れた時から、千代田夏貴は父の敦之に肉体関係を強いられていた。尊敬する日本画の師でもある父に淫売と蔑まれながらも、悦楽に溺れる日...
色彩の檻
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
始まりは幼い頃。母が不倫相手と事故死したと知れた時から、千代田夏貴は父の敦之に肉体関係を強いられていた。尊敬する日本画の師でもある父に淫売と蔑まれながらも、悦楽に溺れる日々。そんな中、夏貴は『霧島画廊』社長・霧島聖司と出逢う。一目惚れだったと至極真っ当に誘ってくる霧島の存在は、夏貴の心に不思議と響いていく。だが、その変化に気づいた敦之は、いつものように夏貴を抱くところへ霧島を呼び出す。父に抱かれてよがる姿を見られた夏貴、そして霧島は――? 絶望の中で咲く恋の物語。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
未来がある終わり方。
2017/12/25 19:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじに惹かれて購入。
受けの絵と受け自身に一目惚れした、やや嫉妬深い画廊の社長攻め&実父から凌辱されている日本画家受け。
実母が亡くなったことで、実父から性的虐待を受けるも、身体が快楽に堕ちてしまいます。
そんなある日、攻めと出会い惹かれていきますが、そんな受けを実父が許すはずもなく---
実の息子に手を出すなんて、いくら理由があってもアウトでしょう、と思いながら読みました。母の犯した罪を償うかのような、受けがかわいそうです。
そんな受けを、付かず離れずの距離で見守り、時には寄り添い助ける攻めに好感が持てました。
許しではなく、救いがあるラストでした。