紙の本
ネットでウケる12箇条・叩かれる12箇条
2018/09/15 10:39
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
積読本消化。
2009年から2013年までの4年間のネットの風景を描きつつ、ネットとの付き合い方を啓蒙する本。ヤフーニュースを閲覧する程度の私にとって、最近のネットの変遷が理解できました。
特に、社会問題にもなった「バカ発見器としてのツイッター」「ステマ騒動」「ペニーオークション事件」「コンプガチャの終了」「フジテレビ叩き」等の騒動・顛末は関心深かったです。また、ネットでウケる12箇条・叩かれる12箇条は面白かったです。反日発言や媚中・媚韓は言語道断のようです。一方、他人の不幸はウケるようです。
ネットにも一長一短ありますが、テレビでは全く報道されない真実が暴露されることもあります。最近、池上氏の番組の悪質なパクリ問題やヤラセ問題が、ネットで指摘されていますが、テレビでは全く報道されません。マスコミの偏向報道や都合の悪いニュースは報道しない姿勢が如実に表れています。こうしたことが分かるところはネットの効用です。適切な間隔でネットと付き合う程度が良いと思いました。
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書かれている内容は言われてみれば、あぁなるほど、と納得できるようなシンプルなものが多いのだけれども、そのシンプルなものを感覚として朧気に感じているのと、こうてし文字として目の前に突きつけられるのとでは、かなり衝撃度が違う。
ネットとのかかわり方、時間の使い方、ちょっと考えよう……(ボソッ)。
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題名からは「ウェブはバカと暇人のもの」に続く喝破に期待したのだが、題名に反してややビジネス書的な内容になっている。著者が論じている事には多くの人々が気がつき始めているし、ここ数年ネットを使ってきた中年世代には大きな変化は無いように思う。が、物心ついた時からネットがあってその実態をよくわかってない若者の参入や、PCを使える定年退職者が暇を持て余して大量参入してきた時の変化はちょっと未知数だなとは思う。最近のアイスマン事件等々その兆しは見えつつあるが。
ネット分析も黎明期にはトータルで語られる事が多かったが、最近は社会学・心理学的な側面と、ビジネス的な側面に分化されてきており、著者は後者の領域の人なんだろうと思う。で、前者は中年以下の若手学者系の人がより詳細にやっていくんでしょう。
多くの人にとってはネットは娯楽で暇つぶしであり、あとは時々調べたり買い物するぐらいで、有名になろうとかカネ儲けしようと考えている人は極少数だろうし、危険性さえ理解して使えばいいのかと。車の運転と一緒かな。(だから若者と老人はちょっと怖いんだが・・・)
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ネットが特別な世界ではなく、ネットが当たり前の世界になった。
ネットで得をする人や何かを変える例もあるだろう。やれることも増えただろう。だけど、ネットは世の中すべてを劇的に変える夢のツールじゃあない。
ネットが当たり前になっても、ネットの世界の空気感や本質は変わらない。
この本の言いたかったのは結局最後のこの文章なんだろうな。
「まずは自分の能力を磨き、本当に信頼できるやつをたくさん作れ。話はそこからだ。」
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インターネット、SNSがもはや当たり前になった現在の様々な様相について、ネットニュース編集者としてこの7年間深くネット世界にかかわってきた著者がまとめたもの。
アメブロを利用していて最近とくに感じていたことには、芸能人などの有名人がこれみよがしにブログを書いていて多くのフォロワーを持っていることの他に、アフィリエイトやステマ目的と思われるわけの判らないブログ?が非常に多くなったということがあった。
ネットの世界が当たり前になるにつれて、新聞・雑誌を凌ぐ大量の広告費がつぎ込まれるようになり、その結果としてアフィリエイトやステマ広告、そして煩いほどに現れるバナー広告の洪水をもたらした。
誰でも、自由に、、のはずだったネットの世界は、こうして強いものがより強く、の現実世界と変わらぬ、、、いや、むしろもっと競争の強い世界へと変貌してしまった。
一方で交流や人との繋がりという面でも、概して表面的、浅い付き合いに終始しがちだったり煩わしかったり。
結局は自分の日々の生活を充実させ、そこからネットを利用する目的をはっきりさせて、付き合い方、距離のとり方を自分なりに見極めてゆく必要がある。
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現代人はネットの世界を大事にしすぎている。あと、ネットは自分を高めてくれるものと勘違いしている人が多いらしい。
又、この人はFacebookが嫌いでTwitterをよく利用するらしい。Facebookの人間関係が気持ち悪いそう。なんかわかるけど、仕様がない!公開されてるから色々と、いらない気も使う。
Facebookやmixiの友人のことを考えている時間があったら、自分の能力を上げることと家族や同僚を大切にしなさいって説いている。
ごもっともって思うけど本とTwitterの発言のギャップが大きくて、この人Twitterでこんなん書いて大丈夫?って思う。
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相変らずおもしろいなぁ(笑)
ほんとにネットをよく見ていて、ところどころに日常のトリビア的なものが書いてありおもしろい。
例えば、消臭力になぜ西川さんが突然現れたのか。どうでもいいが、そこんところもなぜかこの人は知っている(笑)
でも、やっぱりこの人は生の方がおもしろい。常見さんという方とのコラボレーションは秀逸。実にくだらないやりとりが展開されるが、ところどころの無駄知識?(笑)が面白いのだ。
また面白い本を出して欲しい。
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ネットを活用しているようで、実はいいように振り回されてんのかもなぁ。
とにかく得する人は限られた極一部だと認識して臨んだほうがいいなと思いました。
こうして実例を読めば浅はかだなと思えるけど、ネットは伝達が早い分、冷静な行動が求められるのだろうなあ。
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ネットが生活の中で当たり前の存在になったからこそ
知っておかなければいけない事実。きちんと知識を持ってこそ
正しいネットとの付き合い方ができるのでしょう。
何で炎上するのか、何故ネットで儲かるのか、
何で余計な事をツイートしてしまうのか。
ネットだけでは生きていけない、
そこに行き着く持論に賛成。
リアルがあってこそのネットである。
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前作『ウェブはバカと暇人のもの』も含めてネット中毒の私自身がずっと思っていた事を代弁してくれてる非常に気持ちの良い内容です。
確かにネットは便利ですし、今までにない情報量で私たちを楽しませてくれるツールには違いありません。それ故にネット黎明期ではネットによって全ての人が恩恵に預かり、よりより社会を築ける究極のテクノロジーみたい感がありましたが、ま、間違ってもないと個人的には思いますが、実際にネットを使うのは人間なんでバカが使えばやっぱり馬鹿なんですね、これが。
ツイッターでは匿名が故のバカ投稿が多いので、じゃ実名が多いフェイスブックではどうか?いやはやテクノロジーはバカを越えられません。実名というものはバカには抑止力にはならないんですね。(筆者談)FBに飲酒運転を投稿するバカ等、結局FBもバカ発見器の一つになっただけなんだと・・・・
情報商材に引っかかる人、ネットの陰謀論を信じ切ってしまう人、みなさん落ち着いて冷静にネット情報を処理しましょうよ、ね。
筆者が言うようにネットの世界なんぞ、『勝者が総取り』『勝ち組は少数』であり、その勝者の為にせっせとクリックしたり課金したりする側になならないよう気を付けましょうって事で、私も同感でございます。中毒ですが。
余談ですが、FBで上で偶にお見かけ致します親指立てて『いいね!』ポーズで数十名が集まって記念写真を撮った『FB勉強会』ってヤツ。どう考えても勝者は主催者及び開催されたお店側です。それよりも先ず自分の能力磨いてください。ありがとうございました。
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本書の最後に書かれた言葉「まずは自分の能力を磨き、本当に信頼できる知り合いをたくさんつくれ。話はそこからだ」や、終章に書かれている「ソーシャルメディア上のその「友達」、本当に助けてくれますか? 葬式に来てくれますか?」という言葉が胸に残った。
ネットというのは特殊なものではなく、電話の延長というとらえ方を自分としてはしていたが、この筆者もネットが特別な存在ではないと考えているようである。
そのほか印象に残ったのは、エステーの鹿毛康司氏の東日本大震災後のCMを出したエピソードや、「衆人監視の下では、人々は「イケてる人」と思われたい」ということを言い換えた「ジャズ喫茶理論」という言葉は、私にとっては初見であり印象に残りました。
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自己承認欲求、さらには私はは他者のイケてる自分を、イケてない自分と比較して落ち込んでいた。ネットを使いこなそうとして、膨大な時間を浪費していませんか?この著者が言うように、ネットで自分を変えようとは思わないようにしよう。
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ネットの実情を、飾りなく鋭い視点で解説した良書。ネットの特殊性を述べつつも、ネットの世界は特別な場所でない、というメッセージが首尾一貫している。
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ツイッターは「高性能バカ発見器」と呼ばれていると書かれているが、まさにその通り。この本にも沢山の例が書かれているが、その後もコンビニ冷凍庫事件や、岩手県の地方議員の病院騒動(アレはブログだが)など、ネットとの付き合い方を間違えた様々な騒動が続いている。
この数年のネットの世界で起きた流行り廃り、騒動を列挙するだけでなく、なぜこんなことになったかの分析が鋭く、とても納得させられた。
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多くの人が薄々感じていながらも言えなかった真実「ウェブはバカと暇人のもの」ほどのキレは無いけど、それでも色々気づかせてくれます。ネットに幻想を抱いちゃダメ、まずは実世界で努力せよ、ですね。