日本廻国記 一宮巡歴
著者 川村二郎 (著)
1978年、〈中世の語り物〉への興味から発起し、9年の歳月をかけて巡歴した、全国68ヵ所の一宮参拝。土地に結びついた神秘と交感したいという著者は、地方色に富んだ風景にとけ...
日本廻国記 一宮巡歴
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商品説明
1978年、〈中世の語り物〉への興味から発起し、9年の歳月をかけて巡歴した、全国68ヵ所の一宮参拝。土地に結びついた神秘と交感したいという著者は、地方色に富んだ風景にとけこみ、神社の結構や佇いを詳細に描写し、記紀や民間伝承文芸等の叙述をふまえて、地神・外来神など、祭神の関係をつづる。人々と祭神の関わりのなかに、日本文化の根底を見すえる傑作紀行。
目次
- 序章
- 第一章 三河から東海道を下る
- 一 三河 砥鹿神社
- 二 遠江 小国神社ほか
- 三 駿河 浅間神社
- 四 甲斐 浅間神社
- 五 伊豆 三島神社
- 他
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昭和の時代の、のどかな諸国神社巡り。
2016/01/01 19:35
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投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
文学的香りが漂う紀行記。
著者が1978年から1986年にかけて、全国(六十六カ国二島)の一の宮を廻った記録である。
一つ一つの神社についてのページは少ない。
しかし自動車ではなく、主にローカル線やバスや徒歩などで廻った記録ということもあり、静かで落ち着いた雰囲気の紀行文だ。
著者は言う。
「可能な限りローカル線や鈍行列車を利用し、待ち時間の退屈に耐えようと思うのは、少しでも昔の旅をなぞりたいからである。」
自分が訪れたことのある一の宮も当然出てくるが、著者のように歴史や神道や建築について深い知識があるわけではないので、
本書のように深く土地や神社の歴史に思いを巡らすことはできていなかった。
一の宮巡りに興味のある人ならば、読んでおいて損はない本だと思う。
逆に、神社巡りに全く興味のない人は、読んでも面白くないかもしれない。
自分も、中国・四国・九州地方はまだ廻っていないので、読んでいない。