なぜ東京五輪招致は成功したのか?
著者 松瀬学
五輪取材歴25年のスポーツジャーナリストが、ロビー活動の実態や都知事の失言からの脱却など、2020年東京五輪招致プロジェクトの舞台裏を明かす! 綿密な取材に基づく、真実が...
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五輪取材歴25年のスポーツジャーナリストが、ロビー活動の実態や都知事の失言からの脱却など、2020年東京五輪招致プロジェクトの舞台裏を明かす! 綿密な取材に基づく、真実が満載。
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オリンピック・ムーブメント万歳の本
2013/12/01 18:52
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京オリンピックが決まった時には、世界が認めてくれたのだという嬉しさで一杯になりました。その裏側を知ることができると思い、本書を買いました。ところが・・・。
彼が言うところの、東京五輪招致が成功した要因は、
1 開催計画の高いクオリティ(32ページ)
2 イスタンブールの失速(35ページ)
3 オールジャパンの結束で挑んだこと(36ページ)
4 政治の安定(154ページ)
5 中でも前回の失敗を反省し、今回の招致ではIOC委員との信頼関係づくりを戦略的に進めたことが、最も大きな勝因とのことです(172ページ)。
それはともかく、猪瀬知事のあの失言の影響(私は東京は終わったと思いました)をどうやって挽回したのかや、イスタンブールやマドリードが駄目だった真の理由等、新聞では報道されない真実を私は知りたかったのです。しかし、本書では、これらについては表層だけを触れているにすぎません。
また、ソルトレークオリンピックで明らかとなった、「オリンピックとカネ」の問題も、さらっとしか触れておらず、内容がありません(60ページ)。
とにかく、本書は、松瀬氏が書きたいことだけを書いたという本です。この方は、オリンピック・ムーブメント(オリンピックを通して人類平和を築いていこうという運動)なるものを盲信していて、オリンピックの負の部分は見ないというスタンスのようです。
結局私の知りたかったことは、ほとんどなく、何とも物足りない本でした。