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投稿者:gnk05 - この投稿者のレビュー一覧を見る
クマムシの話は非常に興味深く面白かったのですが、それ以上にこの著者の話の広さが凄いと思いました。
納豆菌の話などクマムシ以外にも楽しい話が満載で一気に読んでしまいました。
堀川さんは天才だと思いました。
理系大学生(特に生物系)は読むべし
2015/09/12 20:13
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は若いクマムシ研究者堀川大樹さんが、奇妙な生態を持つ生物や研究者について記した本です。やはりクマムシ研究者だけあって、全6章の内2章はほぼクマムシに関するトピックです(笑)
その他にも研究室分類学(?)や奇妙な英語学習法などが紹介されており理系大学生なら楽しめる1冊になっています。
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この本によれば、アメンボウはメスを命の危険にさらしてまで、レイ◯をするらしい。私の中でアメンボウの株がだだ下がりだよ!
たまにツルツルと激しくすべっているギャグもあるが、なかなかにおもしろい。
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クマムシの研究者であり、むしブロを運営する堀川大樹さんの初書籍。
本書はメルマガ「むしマガ」を加筆し編集されたものだという。
堀川さん考案のクマムシさんが好きでも得体のしれない生物がニガテという若者でも手に取りやすいライトな内容である。
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クマムシ研究者の著者が、クマムシ、研究者、すごい虫を紹介。
ふつうなら、単なる雑学になってしまいそうな話しも、研究者ならではの視点と知識で裏付けされているので、軽さがない。グッドな本でした(^^)b
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ニヤニヤしてしまうのを我慢しながら一気読み。
常識破りの生き物たちの生態を、ユーモアたっぷりに紹介してくれる。
変わった生き物がいれば、それを研究する人間達もまたぶっ飛んでいる。
画一的な人間が増えている現代社会への風刺も効いていて、面白い本だった。
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第一線の科学者による一般向けの書物のひとつだが、高井研みたいな熱さを感じる。著者の有料メルマガやブログをまとめたもので一章ずつ短くまとまっていて読みやすい。前半はクマムシ中心だが、中盤以降は変わった生物とそれを取り巻く研究環境など普通は語られない裏話的なものが興味深い。
クマムシはそこらへんのこけに生息している生き物で(昆虫ではない)あるが、カップヌードルのような完全な乾燥状態で高放射能、絶対零度も耐えうる。宇宙空間でも6日生存できるらしい。他にも乾燥して休眠状態になる生物はいるが、クマムシほどではないらしい。またどうやってそんな乾燥状態で耐えられるのか、そもそも放射能への耐性が高いのかいくつかの遺伝子がはたらいているらしいが、まだまだよくわからない点が多い。なのでメルマガを購読して研究費を集めたいというようなことも書いている。
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面白かった。が、印象に残ったのはクマムシではなくアメンボとサイボーグゴキブリ(想像する未来像に懊悩(苦笑))そしてキモカワ界のアイドル、ハダカデバネズミの裏切らなさに歓喜。そして…同年代だなあと…(ドラゴンボールやジョジョの話が当たり前のように…分かり易いが、好きなんだなあ…)
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著者に学ぶことは、生物学よりなにより学者がマーケティング感覚を持ち、顧客の満足度に見合う対価を得ることで自立して研究を継続しようとする姿勢だ。
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乾燥、放射線、超低温、高圧などの環境でも生き延びる驚きの生命体「クマムシ」に魅せられた研究者が、クマムシについて、その実態や魅力を語るとともに、その他の、最近の様々な興味深い研究についても楽しく紹介している。色々な人が色々な研究をしているんだと、とても面白く読むことができる。
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学者が研究費を寄付に頼らず
有料メルマガとキーホールダーなどのクマムシグッズの
販売で賄うという
買ってくれた人をサポーターとして位置付けている
メルマガは「むしマガ」ブログは「むしブロ」
ツイッターアカウントは@horikawad
堀川さんはクマムシ研究者として北大で博士号取得後
NASAエームズ研究所を経て
現在はパリの大学国立医学研究所で研究中
ちなみにフランスの国立研究所でも使用言語は
現在英語に統一されているという
この本はエッセイ風の巧みな文で
軽くて既知に飛びとても面白い
仕事は暮らしの一部として好奇心に突き動かされる愉しさが
なければならないということをこの本は教えてくれる
食うためのみに働くという環境が
いかにおかしなことかを実感させてくれる
放射能にも殺菌に使われるガンマー線にも紫外線にも化学物質にも
耐性を持つ生物がいる
このことは宇宙を股に掛ける生命体の可能性を高めた
納豆菌は不死身のエイリアン
栄養源無しで100万年生きながらえ煮沸しても死なないし
1万Gyのガンマー線を浴びても超真空でも宇宙空間でも生き残る
芽胞を保護するサップス細胞を持つのは地球上で納豆菌だけである
最もどこからどこまでが冗談なのかわからないままこの本は終わる
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もちろんクマムシの話が一番面白いのだが、「タイムトラベラーと肉体関係を持つのは危険」や「バッタに捕食されたい博士」「不老不死の怪物と地球脱出」「スクープ:納豆菌は宇宙生命体だった」など、、、誰にどのように役に立つのか分からん知識が満載。
まぁ、本を読むってそういうことだけどね。
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クマムシ博士改め、クマムシマン堀川大樹さんが書く、最強生物本。
堀川大樹さんはクマムシ研究者。北海道大学大学院で博士号をとったあと、NASAの研究所やパリ第5大学でクマムシ研究に勤しんだすごい人、なのですが、この本はものすごく分かりやすく、抱腹絶倒ものでした。
クマムシをはじめとする生物への愛がひしひしと感じられます。
ここで出てきたクマムシとは、乾燥した状態になると、乾眠といってからだの水分を最小限にし、仮死状態となって環境がよくなるまで生命活動を止めるのです。この乾眠状態のとき、151℃の高温、-273℃のほぼ絶対零度の低温、ヒトの致死量の約1000倍の放射線、アルコールなどの有機溶剤、紫外線、高圧、真空など、極限のストレスに耐えられるというのです。地球上最強生物は何かという話になれば必ず挙げられる生き物。
堀川さんがクマムシを研究するに至った過程とか、変わった研究者の方とか、どの話を読んでも笑いが止まりません。こんな研究者いるんですね。すごい。
このクマムシ愛に感化され、この夏双眼実体顕微鏡をAmazonで買い、次女みき(仮)の自由研究にしてしまったのは、何かの酔狂か。でもクマムシの動きが本当に可愛い。
親子でクマムシ博士、もといクマムシマンに取り込まれているのです。
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専門用語を使わずに、生物学の「おもしろさ」を伝えている感じ。
良くも悪くもかなり砕けた口調なので(特に3章以降)、とっつきやすいが好みが分かれるかなあ、と予想。
あとクマムシちゃんって本物の博士さんがキャラデザしてたんですね知らなかった
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クマムシ研究に精通した著者が、クマムシとクマムシを取り巻くディープな世界を掘り下げる。
1冊を通してユニークな語り口で、時にジョークや嘘(!)を交えながら面白おかしく読み進められました。一見ハードルの高そうな生物学研究の世界をぐっと身近に引き寄せ、その最先端を分かり易く紹介しています。クマムシの常識破りな生態はもちろん捕獲や飼育方法まで、これでもかというほどクマムシ愛に溢れた内容に。虫苦手の私ですら可愛いかも…と親しみを覚える魅力があります(※クマムシは「緩歩動物(かんぽどうぶつ)」です)。
他にもクマムシ並に理解不能なエクストリームな生物や、研究職というディープな道を突き進んでいる他の研究者についても触れています。フジツボ貴婦人…気になります。
生態の謎に迫ることで見えてくるのは、医療や食品など多方面の分野においての発展や新しい技術としての応用です。とは言え、あとがきで著者は「一人の研究者が一生を通して自分のやりたい研究を行うことは、きわめて難しい」と語るように、研究者として続けていくには数々の逆境があることを示唆しています。研究職は見えないゴールを目指すように、相当な根気を要する職業だと思っています。
私たちの生活を助け、豊かになるよう日々研究に注力されている研究者のますますの活躍を期待して。