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プリズム少女 ~四季には絵を描いて~
著者 著者:八重野 統摩
どうして、僕は大学受験をするのだろう。そんな疑問を抱え、将来の明確なビジョンを持てないまま高校三年生を迎えた少年・真崎は、予備校にてかつての友人・千代川可苗と再会する。四...
プリズム少女 ~四季には絵を描いて~
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商品説明
どうして、僕は大学受験をするのだろう。そんな疑問を抱え、将来の明確なビジョンを持てないまま高校三年生を迎えた少年・真崎は、予備校にてかつての友人・千代川可苗と再会する。四季の巡りを追うように、天才と呼ぶに相応しい彼女と共に紐解かれていく四つの謎。美しき少女の才能に触れる傍らで、少年は未来へ進む目的を探し始める。そして最後に浮かび上がる、千代川に隠された悲しき秘密とは――。流されるままに生きる少年少女と、かつてそうだった全ての人達へ贈る、青春小説。
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書店員レビュー
高校生三年生の過ごす四季
ジュンク堂書店福岡店さん
「ねえ、真崎君、想像できる?」
高校三年生に進級したばかりの四月、真崎賢太郎は予備校で小学校時代の友人・千代川可苗と再会する。美しく天才的な彼女と過ごす日々に現れる様々な謎が解き明かされていくうちに、彼女のとある秘密が浮かび上がり……。
自分は将来どうなりたいのか迷う少年と、そんな彼の前に再び現れた少女の一年間を描いた作品。作品としては青春ミステリに分類されるのですが、青春部分が本当に秀逸。登場人物同士の絡ませ方が非常に上手く、決して軽い内容だけではないのにサラリと読ませてくれます。
魅力的な登場人物が多い中、僕の個人的なお気に入りはヒロインである千代川可苗。華麗に謎を解き明かしていく姿も良いのですが、特に良いのが恋愛面に関する描写。なんなのこの可愛い生き物……。
冒頭の一文は、最終盤の千代川香苗の手紙より。物語内でもたびたび使用され帯にも使われている、本来は真崎に対して真相を伝える際の言葉なのですが……。最後の最後でのこの使い方は素晴らしいの一言。良い物語を読ませていただきました。