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ひやかし
著者 中島要 (著)
吉原に身を売られた武士の娘おなつ。我が身の不幸を嘆くばかりで、お茶を挽(ひ)く毎日だったが、あるとき、自分を見つめる浪人がいることに気付く。毎日ただ立ち続けるだけの男のこ...
ひやかし
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ひやかし 連作時代小説集 (光文社文庫 光文社時代小説文庫)
商品説明
吉原に身を売られた武士の娘おなつ。我が身の不幸を嘆くばかりで、お茶を挽(ひ)く毎日だったが、あるとき、自分を見つめる浪人がいることに気付く。毎日ただ立ち続けるだけの男のことが気になり、おなつは当てつけるかのように客をとって、売れっ妓へと変わっていく。浪人の真の目当ては!?(「素見(ひやかし)」)もの哀しくも艶(あで)やかに生きる遊女(おんな)たちの矜持(きょうじ)を活き活きと描く全五作。
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ひやかし
2019/01/06 10:52
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投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
着物始末暦シリーズで中島要さんのファンになり、初期の頃の作品も気になり手に取ってみました。
殆ど知らなかった「廓」の基礎知識を勉強するのに良い機会になり、これから時代小説を読み進めるのに大いに助けになる事でしょう。
大矢博子さんの解説に出てきた
「体言止めを多用し、随所に七五調を混ぜ、まるで講談を聞いているかのような文体が心地よく流れる。」
この言葉どおり情感たっぷりの文章に読み手の心も千々に乱れます。