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投稿者:jake - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までのと違ってとにかく読みやすい。
訳が活き活きしている印象。
シャーロック・ホームズの回想
2024/11/27 21:38
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投稿者:ao - この投稿者のレビュー一覧を見る
シャーロック・ホームズシリーズの四番目の作品です。全て短編で十二編が収録されています。『シャーロック・ホームズの回想』は失せ物探し、宝探し、詐欺や浮気調査など事件の内容は勿論、ホームズにとっての最初の事件や兄・マイクロフトや宿敵・モリアーティ教授が登場したりと、バラエティに富んでいます。中でも特別有名でインパクトがあるのはやはりホームズとモリアーティ教授のピリピリとした緊迫の攻防が記された『最後の事件』。他の事件と違ってこの事件を記したワトスンの文章からはホームズの誇りを傷付ける者への強い怒りと憤りが端々から感じられ、ホームズに対するワトスンの、そしてワトスンに対するホームズの強い信頼と深い友愛に感動します。
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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集だが、とても読み応えのある作品。
こんなことを書くと怒られるかもしれないが、トリックを一緒に考えるよりもホームズの観察、推理をなるほどなるほどと感心しながら読んでいった。
その中でマスグレイヴ家の儀式書はトリックを一緒に考えることができる。
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『シルヴァー・ブレイズ』
『ボール箱』
『黄色い顔』
『株式仲買店員』
『グロリア・スコット号』
『マスグレイヴ家の儀式書』
『ライゲイトの大地主』
『背中の曲がった男』
『入院患者』
『ギリシャ語通訳』
『海軍条約文書』
『最後の事件』
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初読当時に感じた堅苦しさが抜けて、ホームズにより親近感?人間くささ?を感じられました^^これは読みやすい
今まで読んだホームズの中で一番好きなホームズです。
パロディに多い「気が違ったような」ホームズを本家のワトソン君が語った時は思わずニヨニヨ^p^これは美味しい
訳で印象が変わるのが、翻訳物の面白いところですね^^
●シルヴァー・ブレイズ…調教師の変死体が発見され、名馬が行方不明になる事件が発生した。隠れる場所もない荒野のどこに馬は隠されたのか?
●ボール箱…切り取られた2人分の耳たぶが箱に入れられて一般人に届けられた。犯人の目的とは?
●黄色い顔…幸せな新婚生活を送っていた夫婦に、俄かに差した影。隣に越してきた「黄色い顔」の隣人は何者なのか。
●株式仲買店員…大企業の就職が決まった矢先、奇妙な男に引き抜きをされた。度が過ぎる好待遇の裏に隠れた陰謀とは。
●グロリア・スコット号…友人宅でホームズが推理の手並を披露していた時、主人の知人が訪れる。腫れ物に触れるように彼を扱う父親に友人は苛立つが、やがて一通の手紙が父親の命を奪ってしまう…。ホームズ最初の事件。
●マスグレイヴ家の儀式書…友人の家から執事が失踪し、調査に乗り出したホームズ。謎を解く鍵は、屋敷に代々伝わる問答にあるようだが…
●ライゲイトの大地主…取るに足らぬ小物が盗まれるという盗難事件が発生した小さな町で、殺人事件が発生する。目撃者2人の証言の矛盾点を突いて、ホームズの推理が炸裂する!
●背中の曲がった男…密室で発見された死体と、気絶した夫人。仲睦まじい夫婦だった2人が事件直前に激しく言い争っていたという証言から、犯人は夫人だと思われたが、背中の曲がった男が突如浮上する。
●入院患者…何かに異常に怯えていた男が何者かに殺害された。男の同居人である医者を何度も訪ねていた親子が下手人と思われたが…。
●ギリシャ語通訳…ホームズの兄・マイクロフト初登場。ギリシャ語通訳の男が何者かに連れて来られた場所は、ギリシャ人男性が監禁された部屋だった。
●海軍条約文章…束の間目を離した隙に、機密文書が何者かに盗まれた。調査に乗り出したホームズが取った作戦とは。
●最後の事件…宿敵モリアーティ教授を遂に追い詰めたホームズ。一味を一網打尽にできるかと思われたが、直前で捜査の目をくぐり抜けたモリアーティの凶刃がホームズに迫る。
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シャーロック・ホームズの短編集第二作目。
冷静沈着・頭脳明晰で機械人間のごときホームズ。
そんな彼のイメージを一変させるような人間味あふれる一面を描き出した作品が多く収録されています。
本当は歴史小説家を目指していた作者ドイルと、世間を魅了し、すでにイギリスで市民権をえてしまった主人公シャーロック・ホームズ。
苦悩しながらもホームズの活躍を書かざるを得なかったドイルの心が垣間見える作品集でした。
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やあ、なつかしい『シャーロック・ホームズの回想』なんて何年ぶりでしょうか。
この本、駒月雅子というハーレクイン・ロマンスをはじめ、早川や創元のミステリをおよそ80冊ほど翻訳されている、すでに大ベテランといっていい方の新訳だそうですが、私が読んだのは阿部知二訳の創元推理文庫版と、鮎川信夫訳のちくま文庫版、そして勢い余って憧れだけで大久保康雄訳の早川書房・ポケミス版まで、いわゆる名訳といわれる本を読みましたが、さらによせばいいのにこの際一石二鳥だからといって、ペンギン・ブックスにまで手を伸ばしてしまいましたが、あまり英語習得に役だったとはいえません。
私は世にいうシャーロキアンではありませんが、シャーロック・ホームズもアルセーヌ・ルパンも人並み以上に好きでよく読みました。
翻訳については、これだ!というのがなかなか難しいところで、たとえ言語表現能力がそれほどでもなくても、現代的なそれなりの雰囲気が醸し出されていればいいのか、という問題もありますし、直訳でよしとしないで、行間に隠された人間洞察や思索的な暗喩の多少の明確化も、また翻訳の醍醐味というか、名訳への一里塚かもしれないなどとあれこれ考えますが、要は堅くてこなれないものより、乗り乗りで私たちが夢中になれるもののほうがいいに決まっていますが。
10年以上ぶりかで読んだシャーロック・ホームズですが、やっぱり面白さはけっして失われていませんし、思春期だけに読んでこそ、あるいは思春期だけしか面白さがわからない本だとも全然思いませんし、大人でも十分堪能できるやはり名作だと思いました。
あとは名訳かどうかは、そう、立ち読みでも1頁だけをサーッと読むだけでもわかるというものです。
判定は、もちろん貴方にお任せしますので、興味がおありの方はなさってみてください。
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ホームズの変人イメージは殆どがこの本での行動が所以です。「煙草ならペルシャ・スリッパの中だ」ツッコめ、ワトソン君。
なんでこれ読んだかというと、シャーロックホームズの映画続編に兄であるマイクロフト・ホームズが出てくると知って。しかもチャシャ猫おじさんが演じると。そこでマイクロフトが出てくるこれを再読。行動力がないという割には対モリアーティ教授では御者に変身してくれるお兄さんである。映画でもやるだろうか。
この巻でのホームズとワトソン君は本当に仲良しだ。蜜月ってワトソン君。妻も大事にしてやって。
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10数年振りに再読。
ホームズの言動がエスカレートしててニヤニヤ。
そして最終話を綴るワトスンが…
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角川版新訳。
ああ! ホームズがっ、ホームズがあああああ!!
いえ、わかってるんです。わかってるんですけど、どうしてもここへくると哀しくて哀しくて。。
昔、初めて読んだときはえ! まさか読む順番間違った? と本気で焦ってものすごく混乱しましたがいまだにライヘンバッハの滝はだめだったりする。このままほっとくと精神衛生上よろしくなくてついつい帰還の最初を読んで安心を手にしなければ気がすまなくなったりする。今回もやっぱり空家の冒険込みで読了。ほんとによかったホームズ生きてて。
とまあ、それはともかく、角川版新訳はこれ以上出ないのかな? 出してくれてもいいんだけどなぁ。
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朝ごはんに、ホームズにはチキン、ワトソンにはハムエッグが出て、ホームズが「よかったじゃないか!」て言ったきりホームズは事件にかかりきり、ワトソンは無言のままなのに関わらず、ホームズのほうがハムエッグを平らげている件について。
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第二短編集で、兄マイクロフトやモリアーティ教授が登場する話も収録。
人間味溢れる名コンビの活躍がたっぷり。駆け落ちもあるよ!
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今回はホームズの兄のマイクロフトや宿敵モリアーティ教授が出てくる短編集です。
宿敵とはいうもののモリアーティ教授って『最後の事件』しか登場しないんですかね?
まだ3冊しかホームズもの読んでないから今後はわからないけど…
それに教授の存在感はそこまでないなぁという印象。
凄い凄いと言いながらも具体例があまり出てこないからなんだろうなぁ。
でもやっぱ『最後の事件』は好きだ。
映画のシャドウゲームの元になった話がこれですよね。
というか2人の逃避行が本当に新婚旅行みたいだな…と思ってしまった。
あの映画観た後だとどうしても浮かんできてしまう。
ていうか蜜月時代って男同士で使うのってあんまなくないですか?え?そうでもないのか?
でも最後はやっぱ切ない…。
この後はわかってるんだけど、置き手紙とかホームズやワトソンの気持ちを考えるとやっぱ悲しい。
他のも全体的に読みやすいし謎も面白いし、2人が仲良いなぁってのもわかって良かったです。
『ライゲイトの大地主』の調子悪いホームズと、心配するワトソンとか面白かった。
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やっぱり短編の方が面白いな。
ホームズとワトスンの何気ない日常が垣間見えるのが楽しい!
だからこそ最後の冒険でホームズが死んでしまったのは凄くショックだった・・・・
おまけにワトスンに置手紙を残しているとか・・・なんて泣ける粋な計らい。
まだまだ読んでないドイル作品も読みたい。
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名探偵シャーロック・ホームズが活躍する短編集の第二弾。12編の短編が収録され、中でも発売当時にはセンセーショナルなテーマを理由に削除された「ボール箱」も収録している。ホームズと宿敵モリアーティ教授との死闘を描いた「最後の事件」は圧巻。