- 販売開始日: 2014/08/01
- 出版社: 講談社
- レーベル: 吉川英治歴史時代文庫
- ISBN:978-4-06-196557-7
新・平家物語(十一)
著者 吉川英治
源氏の内輪もめが幸いして、都落ちした平家は急速に勢力を挽回していた。西海は一門の軍事力の温床、瀬戸内には平家の兵船が波を蹴たてて往きかい、着々と反攻の秋(とき)を窺ってい...
新・平家物語(十一)
商品説明
源氏の内輪もめが幸いして、都落ちした平家は急速に勢力を挽回していた。西海は一門の軍事力の温床、瀬戸内には平家の兵船が波を蹴たてて往きかい、着々と反攻の秋(とき)を窺っていた。わけて一ノ谷は天険の要害、平家自慢の陣地だった。加えて兵力では、平家は源氏の何倍も優位にある。しかし、地勢と時と心理とは、まったく平家に不利だった。義経軍の坂上からの不意打ちに算を乱して敗走する。
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一ノ谷の合戦。
2015/09/23 22:26
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投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
事実上の平家と源氏の天下分け目となった一ノ谷の合戦は、義経の奇策により源氏の圧勝となった。討ち取られた敦盛・忠度ら、生け捕られた重衡、降伏した頼盛、平家一門は明らかな瓦解を見せ始める。
戦死した平家の公達たちの首が都にさらされる場面は哀れを催した。捕虜の重衡とかしずいた白拍子の間の悲恋は泣ける。