鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす
著者 小池田マヤ
「女と猫は呼ばない時にやってくる」「老いた鷲でも若い鳥より優れている」に続くシリーズ第3弾。東京・高円寺にあるお酒とサラダの店に集う女性客の一人、九(いちじく)さんは40...
鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす
商品説明
「女と猫は呼ばない時にやってくる」「老いた鷲でも若い鳥より優れている」に続くシリーズ第3弾。東京・高円寺にあるお酒とサラダの店に集う女性客の一人、九(いちじく)さんは40代でバツイチの編集者。恋はめんどうと思っていたのに、会社の後輩に恋の歌を贈られ、久しぶりの恋の予感に戸惑いを隠せない。でも、そこは大人同士、素直になれないまま、新入社員の女の子も彼に片思いをしてしまう。はたして、アラフォー男女の恋のゆくえは……!?
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チェコ料理と大人の恋
2018/09/30 14:13
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投稿者:Uni - この投稿者のレビュー一覧を見る
料理とお酒と恋の呟木シリーズ第三弾。イチジクさんの恋です。
大人だから、今の居心地の良さは手放せない、相手がどう思ってても、素直になれない、別の方をすすめたかと思えばヤキモチ妬いてしまう。そういうもどかしさを描いています。あきらめることからがさつな感じになった微妙な年齢の女性、そばにいることで満足していたが、終活とは違うが次のないステップへ移行する妙齢の女性、それにチェコ料理と都々逸が絡めています。王道ではない料理や詞で、あまりスポットのあたらない世代の恋を彩っていると思います。
華やかさはないですが、じわっとくるものでした。
銀さんとヒラリーのショートストーリーと料理紹介もあり、シリーズで楽しんだ方がいいでしょう。