信さん(小学館文庫)
著者 著:辻内智貴
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。福岡・飯塚の炭坑町。私の小学生時代...
信さん(小学館文庫)
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商品説明
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
福岡・飯塚の炭坑町。私の小学生時代、町で知らないものはいないひとりの悪童がいた。その少年、信さんは、内向的で漫画を読むことが唯一の楽しみだった私を、ある日、いじめから助けてくれた。直後、その場を偶然通りかかった私の母は、誰もが恐れる信さんに微笑みかけた。その日から、信さんと私はいつも一緒だった。昆虫の群れる樹木の在りかから、鉄人28号の似顔絵まで、信さんは様々なことを教えてくれる遊びの天才でもあった。しかし、そんな日々も長くは続かなかった-。人生という名の野っ原を全力で駈けた少年が、いた。心に青く沁みる、名もなき魂の物語。
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そんなふうだったらいいのに…
2015/08/25 15:52
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投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
語り手にとって少年時代の信さんは純粋な少年で振り返る表現の中でもう逝ってしまったことは解っているのだが、ひきょうだこの唐突な別離は…。一方的な思い出が語られるだけで信さんの生の人生が語られていないなんて寂しすぎる。しかしそれは最期の一枚の絵でもって無垢できらきらしく表現されていたんだ。信さんにはモデルがおられて作者に「こら、俺を死なすな」と笑いながら肩をどやしているなんて、そんなふうだったらいいのに…