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電子書籍
謎解き・海洋と大気の物理 地球規模でおきる「流れ」のしくみ
著者 保坂直紀
海と大気に働く不思議な力! すべての謎を解くかぎは「コリオリの力」にある! 高低差がない海に、海流があるのはどうしてだろう? エルニーニョが近隣諸国だけでなく、遠い日本に...
謎解き・海洋と大気の物理 地球規模でおきる「流れ」のしくみ
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謎解き・海洋と大気の物理 地球規模でおきる「流れ」のしくみ (ブルーバックス)
商品説明
海と大気に働く不思議な力! すべての謎を解くかぎは「コリオリの力」にある! 高低差がない海に、海流があるのはどうしてだろう? エルニーニョが近隣諸国だけでなく、遠い日本にも影響をおよぼすのはなぜだろう? 大海原や広大な空でおきる不思議な現象の数々を演出する「コリオリの力」の正体に迫りながら、海洋物理学から気象学、気候学までわかりやすく解説する入門書。(ブルーバックス・2003年7月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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紙の本
きわめてわかりやすい良書
2015/09/06 08:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校時代に満足に地学を勉強などしてこなかったもんだから天気予報はにでてくる前線なんかも満足に意味などわからず、台風がなんであんな進路をいつも取って来るかなんかも、そんなもんだろう程度だった。
この本は外勤で海岸まわりをし、天気を気にしながら空や海を見つめる機会が増えて興味を持ち購入したもんです。
途中で投げ出すんじゃないかなという嫌な先入観は不要でした。大変わかりやすい、物理の原理の説明の仕方もこれならば物理しらなくてもなんとかなる水準にしてくれている。なにも他の書籍を参照にする必要が無く読みとおせる、とても丁寧にレベルを保って書かれたものです。
ただ寡作な方で続編がいっこうに出ないことは不満です。
紙の本
「コリオリの力」と海洋物理学、気象学の基礎を分かり易く教示してくれる一冊です!
2020/02/24 16:30
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「コリオリの力」と呼ばれる力の正体と海洋物理学、気象学の基礎を分かり易く教示してくれる一冊です。例えば、高低差がない海洋にも海流という流れがあるのはなぜか?とか、エルニーニョが南アメリカの近隣諸国だけでなく、地球の反対側にある遠い日本にも影響を及ぼすのはなぜか?といった疑問を解くには、コリオリの力がその説明のカギを握っていると著者は主張します。そこで、同書では、「海流と気流は兄弟」、「海と大気の違い」、「海流と気流のシステム」、「エルニーニョを解く」、「自転する球体」、「深層循環のメカニズム」、「海が語る地球の気候」、「社会と科学とのかかわり方」という内容構成によって、コリオリの力とそれに関連する海洋物理及び気象の基礎的な知識を分かりやすく解説してくれます!
紙の本
これは素晴らしい
2013/03/16 02:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:北方守備隊員 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、最高に面白い本だった。
海流と気流を題材にした流体力学の本なのだが、細部を述べながら全体を俯瞰し、またそこから細部を理由をキチンと述べながら記述している、読んでいてワクワクするようなブルーバックスだった。
著者が新聞記者だからであろうか、話の筋道がとても解りやすく読み進めることが出来る。
黒潮と偏西風の話から、地球上の大規模な流体の動きへと導入していく。
やがて、海流も大気循環も「コリオリの力」で説明していく。
「コリオリの力」の話は、結構読んでいるのだが、その中でも、この本は屈指のわかりやすさだ。
そのあとのエルニーニョ、ラニーニャの説明も、今回初めて腑に落ちるところがたくさんあった。