ビートのディシプリン SIDE1
著者 著者:上遠野 浩平 , イラスト:緒方 剛志
お前は強いか? この俺フォルテッシモはとてつもなく強いが、真に強い奴など滅多にいない。だが弱い訳でもない。大抵の人間は強くも弱くもなく、はっきり決めないまま生きているが...
ビートのディシプリン SIDE1
商品説明
お前は強いか? この俺フォルテッシモはとてつもなく強いが、真に強い奴など滅多にいない。だが弱い訳でもない。大抵の人間は強くも弱くもなく、はっきり決めないまま生きているが、そんな半端はいつか厳しい運命に叩き潰されちまう。どんな人生にも例外なく、強さを見せなきゃならん時が来るが、お前ならどうする? なあ、ビートよ――統和機構の合成人間ピート・ビートは謎の存在 "カーメンの"調査を命じられたが、それは正体不明の敵が次々と襲いくる危険な戦いの始まりだった。そして彼に興味を抱く女子高生、浅倉朝子の人生の歯車も狂い始めて――死神の現れない過激な試練を前に、彼らは己の強さを見つけ出して、生き延びることができるだろうか……?
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弱者が強く生きる時。
2002/09/12 23:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:神月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブギーポップシリーズの一作ではあるが、今回は主役のブギーポップは現れない。今回の主役となるのは合成人間であるピート・ビートだ。
弱小な能力でありながら、それを必殺になるまで極めたビートが、フォルテッシモなどの最強を相手に己の能力一つで闘う姿が何とも言えず爽快だ。能力があるとついそれだけに頼ってしまいがちだが、大切なのは持って生まれた能力を何処まで磨き、使いこなせるかということ…それを知っているビートの戦い方は、今まで合成人間とは一味違って面白い。
人間的で、時折普通の少年と変わらぬ顔も覗かせる彼は何処か可愛らしくて、つい応援したくなってしまう。
とにかく続きが気になる一冊。一読の価値はあるだろう。
ブギーポップと共に読んでほしい
2002/04/08 17:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『この厳しい試練(ディシプリン)に死神(ブギーポップ)は現れない』から始まる今作は、ブギーポップの外伝的話だ。ある日統和機構の合成人間ピート・ビートは謎の存在“カーメン”の調査を命じられる。しかしこれは彼の過激な試練(ディシプリン)の始まりだった。見え隠れする『謎の言葉“カーメン”』が物語の鍵を握る。
Side1といっても物語の歯切れもよくスッキリ読み切れる作品である。
人の弱さと強さについて
2002/04/06 15:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:縞子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙もかっこいいけど、帯もかっこいい! 『この厳しい試練(ディシプリン)に死神(ブギーポップ)は現れない』
統和機構の合成人間ピート・ビートは謎の存在“カーメン”の調査を命じられる。しかし、それは危険な戦いの始まりだった。襲い来る正体不明の敵。彼に興味を抱く女子高生、浅倉朝子の人生の歯車も狂い始める。帯にあるとおり、死神(ブギーポップ)の現れない過激な試練(ディシプリン)を前に、彼らはどうするのか???
己の強さ、とか弱さ、という言葉が本の中には頻出する。テーマはわかりやすく、どかん、と読者の前に提示される。私たちはそれを読み進めながらじっくりと考える。己の強さと弱さについて。