読割 50
電子書籍
迷信話集 うつつのほとり
著者 草間さかえ
東京から山がちな村へとやってきた敬は、田舎ならではの迷信や風習に目を輝かせる。敬の心をひときわ惹き付けた不思議な少年・弥七は周囲に馴染まず、孤独をまとっていた。彼はもしか...
迷信話集 うつつのほとり
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迷信話集うつつのほとり (クロフネコミックス)
商品説明
東京から山がちな村へとやってきた敬は、田舎ならではの迷信や風習に目を輝かせる。敬の心をひときわ惹き付けた不思議な少年・弥七は周囲に馴染まず、孤独をまとっていた。彼はもしかして化け狐? それとも天狗…? 静養中の母親や、噂好きの村人たち、大切な真実は誰も教えてくれない…。
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紙の本
「みーんな幸せになればいいのよ」
2023/04/22 06:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
草間さかえさんの世界を堪能できる本
時代も背景も村の描写やお屋敷の描写も。
東京から村へとやってきた敬と
寺に住む不思議な少年弥七の交流
天狗とか化狐とか言われて、孤立している
でも物知りで敬はどんどん寄っていってしまうのだ。
ゆるりと流れる季節や風物の中で
成長していく少年の瑞々しさを敬に感じます。
綺麗なだけでない現実も。
母のために花を摘み、
無邪気なことを言いながらも父から手紙をこないことをきちんと知ってもおり、
自然の残酷さも知り
大人の非道さに憤り行動もする。
そんな彼の姿や成長に心惹かれます。
東京のお屋敷に来なかったツバメ
そして敬のところに巣を作ったツバメとか
暗喩的でお見事としか言いようがない。
(さらりと罰は下される)
敬の母の決断と優しさと芯の強さ
お屋敷のお女中さんたちに好かれる理由でもありますね。
色々な人間のあれこれを
村の空気の中で感じさせてくれるとても良い作品でした。
電子書籍
ひたっていたい
2018/09/28 05:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷに - この投稿者のレビュー一覧を見る
閉鎖的な山里での厳しい現実を描き、その辛さを読者につきつけながらも、同時に、主人公の敬の純粋で心優しい目線でのどかで温かな空気に読者を包み込む。
そして結末では、穏やかでくすぐったいようなその世界にいつまでもひたっていたいと思わせる。
さすが、の草間作品です。
電子書籍
魔法のつかいかた、より
2016/04/30 15:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふくろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
少しBLみが感じられます。でもBL好きではない人も楽しめる作品だと思います。ノスタルジックでファンタジックな世界観が好きです。
紙の本
閉鎖的な田舎で
2019/01/26 20:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
母様と田舎に来た敬坊ちゃん。
田舎の友達、大きなウシガエル、興味深いものがたくさん。
その中でも白い着物を着た青年が気になる。でも、その青年にはなにかと噂があって。
閉鎖的な田舎の日常と妖の間にあるような、ちょっと不思議なお話。
紙の本
作家買い
2016/07/21 00:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はいね - この投稿者のレビュー一覧を見る
敬が可愛くて素直で頭が良くて弥七も優しい子で、なんだか癒されるなと思っていたら「田舎の子は乱暴だから」と
心配していた母さま?が最後、優しくて凛としてもっていった!
でも子供だからこそ理不尽な世の中を「おかしい」と言えるのだろう。