電子書籍
THE ARK 失われたノアの方舟 下
著者 ボイド・モリソン(著) , 阿部清美(翻訳)
「全ての内なる物を破壊する」――恐ろしい生物兵器によって人類絶滅計画――世界の再編と一部の人類だけを残す現代のノアの箱舟――を企む、狂った大富豪ウルリック。豪華客船<ジェ...
THE ARK 失われたノアの方舟 下
THE ARK失われたノアの方舟 下 (竹書房文庫 タイラー・ロックの冒険)
商品説明
「全ての内なる物を破壊する」――恐ろしい生物兵器によって人類絶滅計画――世界の再編と一部の人類だけを残す現代のノアの箱舟――を企む、狂った大富豪ウルリック。豪華客船<ジェネシス・ドーン号>にて、人類壊滅計画の実行を図ろうとするウルリックの計画を察知したタイラー・ロックとディララは船に乗り込む。調査を開始する2人だったが、ウルリックによって先回りされ、逆にディララが拉致されてしまう。ウルリックと彼女の後を追うタイラー。世界各地での同時多発的に行われる計画の実行時間が刻々と迫る。タイラーは果たして計画を阻止することが出来るのか。そして<ノアの箱舟>は本当に実在するのか? そしてそれはどのような形で存在しているのか?すべての謎はアララト山にあった……。旧約聖書の偉大なミステリー〈ノアの方舟〉伝説に隠された謎を、大胆かつ戦慄する解釈でスピーディーに描き切ったミステリー・アクション・スリラーの傑作!
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
早い展開の活劇の設定が巧み
2017/05/23 23:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
早い展開の活劇に次ぐ活劇に大満足。「ノアの方舟」伝説を大胆に解釈し直した筋書も、プリオンを生物テロ兵器とすることで何となく説得力を生み出している。「ノアの方舟」に行き着く謎解きや、テロ兵器としてのプリオン“アルコンA・B・C”に関するふくらみがもう少し欲しい気もする。早い展開の活劇の設定が巧み。
<下巻>
事件にウルリックが関係しており、40日間のクルーズに出発する8000人が乗る超巨大豪華クルーズ船に何かを仕掛けると睨んだタイラーとディララ・ケナーは、ウルリックと直接対決するためにクルーズ船に行く。タイラーはウルリックが計画の主謀者であることに確信を持ち、ディララはウルリックの愛人:スヴェトラーナ・ペトロワがサム・ワトソンを毒殺した犯人であることを確認するが、その直後ディララはウルリックに拉致されてしまう。タイラーたちは無事クルーズ船から“アルコンB”と“アルコンC”を回収、ウルリックの地下シェルター“オアシス”がワシントン州オーカス島に有ることを突き止めデルタフォースとともに襲撃をかける。一方、シャーマン・ロック空軍少将(タイラーの父)は、“アルコンC”の危険性を重視し、巨大地中貫通爆弾により地下シェルター“オアシス”ごと消し去る計画を進める。激戦の末に間一髪で“アルコンC”の無力化に成功するが、ウルリック組は地下通路から小型潜水艦で逃亡してしまう。
第5部「ノアの方舟」は、ノアの方舟に残るプリオンの原型“アルコンA”の争奪戦である。ディララの父が残した手掛かりの謎解きでタイラー組が先行するが、運悪くウルリック組に見つかり尾行される羽目に。尾行・監視されているとは知らないタイラー組は、“ノアの方舟”が舟ではなく洞窟であり、洪水は疫病だったことを突き止め、アララト山中腹の洞窟を目指す。遂に溶岩洞窟の中に木造3層で作られた“ノアの方舟”を発見、“アルコンA”の回収にも成功するが、待ち伏せていたウルリック組の奇襲を受け窮地にたたされるが、激戦の末目出度し目出度しで終了でした。