期待を裏切らない。
2016/11/23 00:55
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
期待を裏切らない。今回はツングースカ大爆発を一事例とする形での反物質のお話で、終いにはバッキーボール(フラーレン)の話まで出てくる。何とも、実際の科学の勉強にもなる。既に読み終わった後続シリーズである『マギの聖骨シリーズ1』、『ナチの亡霊シリーズ2』にも共通する、手に汗握る活劇描写、一見無関係に見える他地域での複数の事件が各々謎を含みながら徐々に一転に収斂していく展開、歴史的事実から派生する謎が現代的にも重要な意味を持つ未来的科学事実へと融合して世界的規模の危機に直結していく緊迫感、謎ときには古言語学知識や科学的知識などなど様々な知識が動員されており頭の体操にも使える、といった特徴が既に全て盛り込まれている。現在読書中の『ユダの覚醒シリーズ3』もますます快調であり、シリーズの今後が待ち遠しい。既に、アメリカではシリーズ8まで出ており、その速やかな翻訳が待ち遠しい。
次回も買い決定!
2016/02/22 11:47
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投稿者:やきとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
遂に電子化されましたね〜。前回読んだ「アイスハント」が当たりでしたので作者の代表作であるシグマフォースシリーズもすぐにでも読みたかったのですがグッと我慢して電子化を待っておりました。本作も当たりです、噂に違わず面白い!待った甲斐がありました。
シグマフォースとは何ぞや?は公式サイトに詳しいので其方に譲るとして、話の構成や展開が非常にテンポ良くビジュアル的で映画を観ている様に読めます。冒頭の大英博物館の爆発から別作戦行動中のペインターの活躍を描きながらのシグマの役割や位置づけの紹介、そして戦う考古学者オマハの登場とアクションシーン満載での人物紹介が先ず楽しい。そして爆発の原因と謎の提示がされ彼らはその謎が指し示す場所へと向かうのですが、その謎を狙う別の何者かが行く手を阻むというお約束的展開が用意されており正に秘境冒険モノの王道といった感じ。
またこの手の冒険モノでは少ない女っ気も本作ではたっぷりと用意されており、まずはダブルヒロインで片や大富豪でツンデレ系、片や学者で一途。アクション担当でシグマ側に元CIAの物理学者、敵役に元シグマフォースの冷酷でグラマーなワイルド系と多彩。キャラ設定もそれぞれ掘り下げて描かれているので薄っぺらな感じがしないのが良いです。そして何と言っても今回の冒険の中心に据えられる謎は「反物質」とスケールはデカい。
魅力的な登場人物と秘境冒険モノの王道設定にアクションシーンが満載と来れば面白くないわけがないじゃあないですか。どうやら本作はシグマフォースの前日譚、エピソード0らしいのですが毎回このレベルで面白いのなら次回も買いです。
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アラビア半島の先、砂漠の国オマーン。砂に埋れて隠されていた物は何か。どこに隠れているのか?イギリスを出発した一行の旅程はどうなっていくのか
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シグマフォースシリーズ0
スペンサーが主役
最初は読み進みづらかったが、後半、歴史の謎が絡んでくると面白くなってきた
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2000年前の古代遺物に隠されていた鉄の心臓と、反物質の安定化。マリアの処女懐妊と、門を守る女だけの部族。豊富な科学知識による詳細な説明と、数々の古代前説を織り交ぜ、荒唐無稽とは思えないリアルさを描き出している。
話の構成は、アクションとして割りと単純で、シリーズの本編ほど史実をからめていないが、下巻からのマニアックな科学知識は興味深く、面白かった。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3256.html
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シグマフォース・シリーズの原点。
今ではシグマフォースの司令官をやっているペインター・クロウが、現役隊員だった頃のお話。
シリーズを通して読んでいる人には、ムフフなお話ですね!
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ジェームズ・ロリンズによる、のちのシグマフォースシリーズに繋がる作品。
本作にて登場するペインター・クロウはのちのシグマフォースシリーズで司令官となっているが、本作ではまだ若き隊員時代のペインターが描かれている。
のちのシグマフォースシリーズでもシグマフォースは結構ギルドのセイチャンらに出し抜かれて危機を招いたりするが、本作でもペインターはその例に漏れず、出し抜かれて危機に陥る。しかもその敵は長年パートナーとしてともに戦ってきたカサンドラだった。
ペインターの先を読み、あらゆるトラップを仕掛けていくカサンドラ。その裏で糸を引いているギルドとさらにその先に何があるのか、気になって仕方がない。
日本では発表順が後先になったが、もともと本作が書かれた後に「マギの聖骨」からはじまる一連のシリーズが書かれている。しかし、すでに一連のシリーズに共通する要素がふんだんに盛り込まれており、その世界観に十分に浸ることが出来る。
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シグマフォースシリーズの第0作という位置づけで、後の司令官、ペインター・クロウが活躍する。アラビア半島に眠る驚異のエネルギーを巡る攻防。
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前回読んだ作品で、セカンドヒーローを演じたペインターが主役。シリーズの先駆けに当たる作品なので「0」番が当てられている。テンポや流れは明確。下巻が楽しみだ。
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シグマフォースシリーズの一冊。
シグマフォースシグマフォースとはDARPA(国防高等研究計画局)直属の特殊部隊であり、米軍のエリートより選抜され学術分野において高い水準の専門教育を受けた”殺しの訓練を受けた科学者”と形容される隊員により構成されている。
このチームが世界各地の古代の謎に挑むといった内容である。
ミリタリーアクションを追加したインディ・ジョーンズといったところだろうか。
今回は、シバの女王が統治していたといわれる失われた古代都市ウバールを探し出すのが任務である。
冒頭の大英博物館での謎の大爆発から始まり、スリリングな展開とアクションシーンで読者を捉えて離さないストーリーである。著者はアクションシーンの描写で定評があるとの事であったがうなずける気がした。
インディ・ジョーンズとミリタリーアクションものが好きでエンターテイメント小説を楽しみたい人にはお勧めである。
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反物質かぁ…。いろいろな本で使いまわされたネタなので、やや残念。あと、これだけ連続で読んでいると、ある場所で謎を解くと次の場所が示されるっていう展開が、マンネリ化してきてしまった。
下巻でワクワクできるといいなあ。
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読書録「ウバールの悪魔(上)」3
著者 ジェームズ・ロリンズ
訳 桑田健
出版 竹書房文庫
p311より引用
“ しばらくして、クレイが口を開いた。
「ウイスキーは飲み物で、水は戦うものであ
る」”
目次から抜粋引用
“雷雨
砂と海
二つの霊廟”
機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
長編アクション小説。シリーズ第0弾。
大英博物館、大雨の夜に館内を巡回する警
備員。侵入者の気配を感じ、確認に向かった
が…。
上記の引用は、中東の紛争についての一節。
カッコ内はマーク・トウェインの言葉だそう
です。どれ程物にあふれて豊かでも、空気と
水が無ければまともに生きられませんね。
原作はこの話から始まっているようなので、
実質第一弾となります。その後のシリーズで
司令官として登場するペインターが、現役の
隊員として活躍しているからかもしれません。
それ以降の主役メンバーが出ていないのも、
理由の一つなのだそうです。下巻のあとがき
に書いてありました。
ーーーーー
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本来ならこの作品からとっかかるべきだったのだが、感で購入したので確か第5作目くらいからが読んでしまったシグマフォースシリーズの第1作品目です!
「ウバールの悪魔」
この作品に限っては司令塔であるペインター・クロウが大活躍をする。ジェイソン・ボーンとラングドンを2で割るどころかまさにそのままのモンスター級の主人公!大体、その後の登場人物のすべてが最前線にいれそうな科学者レベルの頭脳を持つ!
唯一の難点は物語を読みながらググらないと進めない科学レベルのかなり進んだ話なのが問題なような気がする。確かクロウは原住民の混血だったような気がするのだが、僕の中ではジェレミー・レナーでセイチャンはやっぱりコン・リーだなぁ~なんて考えながら読んでいる。少々時間はかかるがなかなか面白い翻訳者さんですね!
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"ジェームズ・ロリンズさんのシグマフォースシリーズは、毎回歴史と科学を融合させた冒険活劇で読者を楽しませてくれる。
今回は、いつもの主人公ではなく、上官として登場しているペインター・クロウがまだ若かりし頃の話。
いつもは、グレイソン・ピアースを中心に相棒のモンク・コッカリス、キャット・ブライアントらの活躍が見れるのだが、今回は今のところ登場はしていない。
その昔、落下した隕石で作られた遺跡が破壊された。場所はイギリスの博物館。その謎を解明するために、砂漠の中に埋もれて消えたといわれているウバールという都市を探し出す。
連休中の楽しみの一つ。早速下巻を手に取ろうと思う。"
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ついに手を出してしまったシグマ・シリーズ。娯楽小説の要素がテンコ盛りで、活劇のツボを押さえているところが心憎いじゃないの。面白い!