ウバールの悪魔 下
著者 ジェームズ・ロリンズ , 桑田健
カサンドラに拉致されたサフィアは、霊廟で発見された手がかりをもとにウバールの場所を突き止める。一方、カサンドラの襲撃を逃れたペインターたちも、ウバールを目指していた。砂漠...
ウバールの悪魔 下
商品説明
カサンドラに拉致されたサフィアは、霊廟で発見された手がかりをもとにウバールの場所を突き止める。一方、カサンドラの襲撃を逃れたペインターたちも、ウバールを目指していた。砂漠でかつて繁栄を極めながら、神の怒りに触れて砂に埋もれたとされるウバールには、本当に反物質が存在するのか? 不思議な力を持つ部族の力を借りながら、ペインターたちはギルドの攻撃に立ち向かう。だが、ペインターが相手にしなければならないのは、かつてのパートナーのカサンドラが率いるギルドの部隊だけではなかった。ウバールには超大型の砂嵐が迫っていたのである。砂嵐の影響で不安定になった反物質は、その膨大なエネルギーを放出し始めた。果たしてペインターはギルドの野望と反物質の暴走を阻止することができるのか?幻の民の秘めたる力とは……〈シグマフォース〉原点の物語、注目の後編!
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今回はツングースカ大爆発を一事例とする形での反物質のお話で、終いにはバッキーボール(フラーレン)の話まで出てくる。何とも、実際の科学の勉強にもなる。
2016/11/23 00:56
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
期待を裏切らない。今回はツングースカ大爆発を一事例とする形での反物質のお話で、終いにはバッキーボール(フラーレン)の話まで出てくる。何とも、実際の科学の勉強にもなる。既に読み終わった後続シリーズである『マギの聖骨シリーズ1』、『ナチの亡霊シリーズ2』にも共通する、手に汗握る活劇描写、一見無関係に見える他地域での複数の事件が各々謎を含みながら徐々に一転に収斂していく展開、歴史的事実から派生する謎が現代的にも重要な意味を持つ未来的科学事実へと融合して世界的規模の危機に直結していく緊迫感、謎ときには古言語学知識や科学的知識などなど様々な知識が動員されており頭の体操にも使える、といった特徴が既に全て盛り込まれている。現在読書中の『ユダの覚醒シリーズ3』もますます快調であり、シリーズの今後が待ち遠しい。既に、アメリカではシリーズ8まで出ており、その速やかな翻訳が待ち遠しい。