0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hero - この投稿者のレビュー一覧を見る
望まざる対立を強いられるヤトリシノとイクタ。イクタは、イグゼムの宿命、「負けてはならない」を背負い、イグゼムと化したヤトリシノをヤトリシノとして取り戻す為にイグゼムを殺す事を決意する。
ヤトリシノは自分の中に在る、ヤトリシノを殺し、イグゼムとしてイクタを討つ覚悟をする。
2人が戦場で相対し、知略、武力の双方で刃を交え、そして決着がつく時、それは起こる。
カッコつけました(笑)
まぁ、フラグはビンビン立ってたんで覚悟はしてましたが、それでも最後は衝撃でした。
読んだ後2週間ぐらいは立ち直れない位辛かった。
今巻はこのシリーズにおいて一番の傑作と言って過言ではない
紙の本
第一部完
2015/09/09 17:31
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:young - この投稿者のレビュー一覧を見る
読者のストレスになる展開を極力避けている最近の「ラノベ」としては驚きの結末が待っています。
物語中の伏線でいくらか予想していても心が痛むお話でした。
著者がどんな展開を用意しているのか、次巻が試金石になりそうです。
せっかく面白いシリーズなので、最後まで意図するところを描き切ってほしいですね。
投稿元:
レビューを見る
第一部?終了。雰囲気的にそうなるかなと覚悟はしてたけど、本当に退場してしまうとは…。これが戦争といえばそれまでなんだろうけど、過去の回想で二人の絆を読んだ後だと、余計にやりきれないものがある。“涙が出ない”と言った男の号泣には胸にクるものがあった。最期の表情が穏やかだったのがせめてもの光か。姫様も堕ちてゆき、喪ってばかりのイクタに光明が見いだせるのか、第二部には期待半分、不安半分…というか現状では不安の方が大きい(苦笑)ともあれ秋を楽しみに。
投稿元:
レビューを見る
ああ
せっかく……
彼らの絆は深すぎて、「これ以上」が想像できないほどだったから、いつかこんなことになるような気はしていた。
「こうなるしかない」のだと、丁寧に、丁寧に描写されていたから、どうしようもないのかと思いながらも「それでも彼らならば」と読み進めた。
ああ、やっぱり彼らは
最後の展開、とても驚いた。
今後もとても楽しみです……。
投稿元:
レビューを見る
壮絶、としか言いようのない、最初から最後まで圧倒されっぱなしの1冊だった。このシリーズはいつも分量の割に中身が濃厚なのだけれど、この巻はいつもにも増してそれが顕著だ。
主人公イクタと、ヒロインというより、主人公の座をイクタと分け合っているという表現の方がしっくりくる少女ヤトリ。
いかなる時も手を携え、文字通り互いの全てを知り尽くした連携で、鬼神のような戦果を上げつづてきた二人。その二人が、国を巻き込んだ大きな流れ、陰謀によって戦地にて対立する、よりにもよってその時に、今まで語られてこなかった二人の過去が明かされる……。
物語は過去と現在を交互に行き来しながら、未来に対する予感を孕ませながら進んでいく。「自分の半身」とまでお互いを呼ぶほどの二人が、敵同士として正義も何もない無意味な戦いにおいて相見える。その心中の葛藤はいかほどのものか。自分の心を、記憶を切り刻み、ただ一人の軍人として最愛の者へ刃を向けるその苦しみはいかほどのものか。その境遇を見て、自らの運命に立ち向かう二人の健気な姿に、涙が堪え切れなくなる。
戦闘は神によって差配されているかのような鮮やかさで進み、クライマックスへと突き進む。どうあがいても絶望しかない状況で、イクタが打った一手は?悲劇は止められるのか?
この巻は1章の最終巻という位置付けで、エピローグという形で2章への導入も含むのだが、そのエピローグがまた壮絶さに拍車をかけている。
結末は是非ご自身の目で確かめてほしい。
投稿元:
レビューを見る
面白くて先が気になって読むてが止まらなかったです。
終盤は涙がにじみました。
読み終った後は頭が真っ白になり
心にぽっかり穴があきました。
次巻をどんな気持ちで手にとれば良いのか
正直わからないです。
それだけ衝撃を受ける巻でした。
読んだことのない方は一切の前情報なしに
手にとってもらいこの気持ちを共有したいです。
投稿元:
レビューを見る
ええ?! まさか、これは…衝撃の展開だよ。
イクタとヤトリのあの関係がどうやって紡がれたのか、いつか描かれる時を期待していた。
それが今巻だったわけだけど、予想していたのとはちょっと違った。
きっと学生時代に出逢って、すごく衝突して、そのうちに無二の友になった……ようなことを考えてたら、そうか、もっと昔にあっていたんだ。
そして無二の友よりも深く、二人でひとつ、互いが片割れになった。
子供時代も、再会後も、二人の関係の深さに心が躍った。
それだけに、敵味方になって闘うことになったときの、自分自身の全てを切り捨てたヤトリの悲痛さがイタイほどだった。
でも、きっとイクタが、そんなヤトリを救ってくれるのだと信じていた。だから、信じて読み進めたのだけど、その果てに……
確かに救うことは出来た。
でも、永遠に失われてしまった。
この展開、いや、ひどすぎない?
ちょっとこれはあまりにもひどい。
確かにこの物語は、そういうことも容赦はしない傾向にあったけれど、ここで彼女を失うことは、この先の魅力の半分を失うことと同義だと思うのだ。
なんだか、続きを読み進めることが出来るか分からない。
そんな気分。
それでもこの先を、見届けるべきだろうか。
彼女の願いと共に。
投稿元:
レビューを見る
評価:☆4.5
※ネタバレ注意。未読の方は回れ右
イグセム派の将校として捜索隊を率いるヤトリと戦場で対峙することになるイクタ。
お互いにお互いを知り尽くしたもの同士の戦いは熾烈を極める。戦いの行方は果たして・・・!
この巻では今まで明かされなかったイクタとヤトリの過去が語られることになる。
二人の馴れ初めは微笑ましかった。イクタとヤトリは二人で一つ、そんな絆の深さもわかった。だからこそ二人が戦場で戦うのを見てるのが辛かった。
幼い頃からヤトリはイグセムで、ヤトリの中のイグセムは成長してからも消えることはなかった。
それでも過ごして来た時間の中に確かにヤトリシノの時間はあった。それが彼女にとっての救いだったのかなと。
読み応えあったし、間違いなく面白かった。だがあまりにも辛いこの結果に軽く放心状態・・・賛否両論になるのも頷ける。
次巻から新章が始まるそうだが、迷走しないことを祈る。
「ひとつだけ言っておくよ。君が謝るべきことなんか、この世界に何一つない」
「――しぶといじゃないの。ヤトリシノ――」
投稿元:
レビューを見る
とりあえず、第一幕の終了。しかし、内容は陰惨だ。内戦で味方同士が殺しあう。そしてイクタとヤトリも。結局、何の救いもなく、終幕を迎える。
投稿元:
レビューを見る
第1期クライマックスにして、ここ4,5年で読んだラノベのなかで最も重い展開を見せる巻。
己の半身ともいうべき存在と、敵味方に分かれて殺しあう、
凄惨極まるストーリー、そして衝撃のエンディング。
ここまで思い切ったことをするシリーズというのも
なかなかお目にかかれない。
投稿元:
レビューを見る
第一部完結。物語としては事実上の最終回とも言えそうな直接対決の結末は…。
狐の策謀が悲劇を生む。余りにも大きな喪失感を伴って…。この終盤の展開と描写は絶句、絶句、絶句であった。
確かに、某作品の展開のなぞりとも、重ね合わせざるを得ない展開ともいえるものではあった。本作との好みの優劣はつけがたく、どちらにも一長一短があるからだ。
ただ、その某作の第2巻に比して、劇的度合いと描述の悲劇度合いは本作の方が遥かに上。
そう感じる一部完結巻である。
投稿元:
レビューを見る
図書館で。
とりあえず電車で読まなきゃ良かったと後悔。満員電車で泣かされました…ヤトリ…
過去回想からのアレは酷いなぁ~ 個人的にはあの二人の関係性を知っていてそれでもヤトリを出す元帥におかんむり。オマエが出ろ(笑)って大将出すわけにはイカンか~
というわけで色々ツッコミたい所はありますが読むと泣かされるのでとりあえずこれはこういう話だ!と納得して次へ進むしかない。まあ剣技が勝っちゃうと進まない話でもあるしねぇ。
投稿元:
レビューを見る
7/10.
納得いかない事多かった。トリスナイと交わした会話、お互いの目的や企みを暴きすぎ。幼い頃のイクタとヤトリの話し方はあまりにも大人っぽかったから没頭できなかった。狼の件は大げさすぎ。著者にはもう少し遠慮して欲しい。
投稿元:
レビューを見る
クーデター編終結。ネタバレしてますご注意を。
てかこんな終わり方あり?全体的に救われない話だった、、、
お姫さんの闇堕ちはしゃーなし感があるけど、
まさかヤトリが退場するとは夢にも思わず。衝撃だった。
もしかしたらマシューあたりやばいのか、と思うくらいだったのに、、、
イクタの超人ぶりもヤトリを生きて救うことは出来なかったわけで、次の巻では復活ができるんでしょうか。
キオカともまだやり合うだろうし、狐は暗躍したままだし
どうなることやら。