- 販売開始日: 2015/08/29
- 販売終了日:2024/11/11
- 出版社: CCCメディアハウス
- ISBN:978-4-484-15119-9
闇(ダーク)ネットの住人たち デジタル裏社会の内幕
著者 ジェイミー・バートレット(著者) , 星水裕(訳者)
グーグル、ホットメール、フェイスブック、アマゾンなどおなじみのオンライン世界の向こう側には、自由が限界まで追求され、人々がなりたいものになり、したいことができる、サイト、...
闇(ダーク)ネットの住人たち デジタル裏社会の内幕
商品説明
グーグル、ホットメール、フェイスブック、アマゾンなどおなじみのオンライン世界の向こう側には、自由が限界まで追求され、人々がなりたいものになり、したいことができる、サイト、コミュニティ、カルチャーの、あまり表に現れない巨大なネットワークが存在する。創造的で複雑、かつ、危険で不穏な世界。あなたが考えるより、はるかに身近な世界。
本書は、現在のインターネット、そして、その最も革新的で危険なサブカルチャーである、荒らし、ポルノ作家、麻薬の売人、ハッカー、政治的過激派、コンピュータ科学者、ビットコインプログラマー、自傷行為者、リバタリアン、自警団員などに関する、啓発的な研究だ。さまざまな直接体験、独占インタビュー、そして衝撃的な文献証拠に基づき、自由と匿名の条件下における人間性の驚くべき一面を垣間見せ、変わり続ける謎の世界に光を当てる。
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類似書が有りそうで無く、テーマが素晴らしい
2015/08/30 23:46
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アキホ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在の、我々を取り巻くネット社会と、これから来る社会を表裏一体で考えるときに、非常に示唆に富む一冊だ。ジェイミー・バートレットの鋭い考察も非常に興味深い。また、巻末注のクオリティも非常に高く、ネット時代の現状について実証的に考察した本である。興味深い観点がつまった名著であろう。やはりネット依存の子供たちが心配だ。子供は最大の被害者になり得る可能性が高い。子供を守るのは大人である。子を持つ親は特に読むべき一冊であろう。それほどにネットは恐ろしいと危機感を感じた。
今、読むべき一冊だと思います。
2015/08/31 14:44
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いのっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
表社会と裏社会の結節点を上手に整理してくれる内容でした。
予想以上に興味深かったです。これを読んで一体どういう事が起こっているかを改めて知りました。ネットとは何なのか?という根源的な話や、巷でもよく言われているということも論じられていてとても面白かったです。こういった話は立場によって意見が異なるかと思いますが、本書はすぐ読めますし、「ネットの裏の世界って何があるの?」という方には一読をオススメしたいと思います。そもそもネットってなんだっけ?という素朴な疑問を、その成立過程から俯瞰できる1冊だと思います。近年のネット社会における犯罪の特質は?といったことを、様々な事例を紹介しながら丁寧に分析しています。どんな時代でも大事なのは「一つの情報源に頼らないこと」「匿名情報を信用しないこと」「検索エンジンに頼らないこと」を心にとめておこうと思います。
正直言って読後感はよくないが…
2015/08/27 16:17
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「デジタル裏社会」について記述したものだけに、正直言って読んでいて気分のいいものではなかった。しかし、こうしたことを知らずに、無邪気に自分を曝すことによって、傷つく人が少なくないのだろう。目を背けてはならない現実がここにはある。「ネタこそすべて」に書かれていたように、注目を得るためにネット上に曝すことがエスカレートしていく。匿名である、と思い込んで。ところが、技術を持った人間にかかれば、その匿名性が暴かれることは容易なのであり、決して匿名性が保障されているのではないことを肝に銘じるべきだろう。また、ここに書かれている文章を見てわかるように、ネット社会では独特の省略表現が用いられる。それで分かり合っているつもりになっているところにも落とし穴がある。実はそこに誤解があり、トラブルになることが少なくないのだ。ネットは便利な道具であるが、そこには危険がある、ということを十分認識すべきである。
ネットは便利だけど、怖い。ただ怖いというだけでもいけないとは思うのだが。
2015/08/31 23:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは海外のことではなく、日本でも同じことがあるのだろうが、幸か不幸か個人的には接したことのないネット社会の話だ。
ネット荒らしに始まり、いわゆる闇市場、小児ポルノなどの裏サイトの状況が詳しく書かれている。著者が自らアクセスしたり、当事者に会ったりしていて、きっと事実なのだろうと思うが、普段の生活とかけ離れている世界であり、とても遠い世界の話のようにも思えてしまう。
それにしても、読みにくい体裁だった。
ネットの表現は英字そのままにせざるを得ないのだろうが、縦書きの文章の中にURLなどが織り込まれていても、ただ読みにくいだけだ。
また、海外の話なので人物名なども馴染みにくかったりするところに、いわゆるネット語で訳してくれているので、さらに読みにくかったりする。私のような世代は、ネットを使うといっても、例のネット語はどうしても馴染めないのだ。それを読まされるだけでも疲れてしまう。
それでも、例えば、横書きにするなどするだけでも違ったのではないか。
ネットなしの生活など考えられなくなっているこの世の中の、裏側を知らしめてくれる本なので、もう少し読みやすくしてくれると良かったし、もう少し万人に読まれやすくなったのではないか。
地続きの世界
2015/08/29 08:47
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分とは関係ない世界だと思う。自分は巻きこまれないと思う。
だけど現実に存在する出来事は私たちとは地続きなのである。
そのことを意識して読んでいきたいと思う。
危険な事例集
2015/08/27 12:54
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まぎぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
”内幕”というタイトルから想像したような、ネットを利用した犯罪、犯罪まで行かなくともグレーゾーンにある事例などがトピックス毎に紹介されている。本来別の目的のために開発された高度な技術が、悪事にも利用されてしまうなど、危険を読者に認知させるにはよいだろう。
また、大人が危険性を理解して利用する分には問題ないが、まだ判断のつかない子供達が、様々な種類の暴力に無防備にさらされてしまう危険性があることを感じた。
一方、ネットに潜む危険性に対して、どのように扱っていくべきなのか、という考察はほぼなく、単なる事例の紹介にとどまっている。