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誰でもないところからの眺め
著者 いがらしみきお
人間やめますか? それとも生き物やめますか? 生存本能を揺さぶる物語大震災から4年、見えないところから壊れ始めているこの世界。気付かずに暮らすあなたが正気なのか。逃げ出そ...
誰でもないところからの眺め
商品説明
人間やめますか? それとも生き物やめますか? 生存本能を揺さぶる物語
大震災から4年、見えないところから壊れ始めているこの世界。気付かずに暮らすあなたが正気なのか。逃げ出そうとあがく彼らこそが正気なのか。いがらしみきおが、あなたの理性と感性と、そして何より生存本能を揺さぶる
――藻谷浩介(『里山資本主義』『デフレの正体』)
不安と不安と不安と、そしてその先の針のような希望と。リアルってこういうことをいうんだと思う。
――しりあがり寿(漫画家)
震災から数年経った東北の地。余震がしだいに強まり、住民たちに異変が生じていく……。
いがらしみきおの最高傑作。
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紙の本
恐怖の向こう側。
2022/07/05 14:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
長編『I』に少しばかり関連する、思弁的漫画。
黒沢清・高橋洋らが探求するものに非常に近い。
非常に映画的。
記憶や認知が変わる時に私とは何か?
永井豪の名作『ススムちゃん大ショック』もある時に生じた変化を描いたもので、ロメロの、生ける屍シリーズなどとともに、人間とは、個人とは社会とはって、世界認識の話になってくる。
現実とは編み物のようなものだろう。
私たちは網目でありつつ、編み手でもある。
震災の後の不安が心に残すひび割れ。
物語はそのように始まるが、この物語は表面に走る罅ではなく、根幹部分の変質を描く。
『ヴィデオドローム』の結末のように、あたらしい世界が開ける。
未読の『I』を読まなければ。
紙の本
こわいな
2018/09/16 16:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
認知症的な感じにお年寄りでない人たちもなってしまう…こわいな。
自我がなくこうなってしまったらもうその人とは言えないのかなあ。なんとも。