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古代史おさらい帖 ──考古学・古代学課題ノート
著者 森浩一
考古学的な知見と、『日本書紀』『古事記』などの文献資料を織り合わせてはじめて、古代の真の姿が浮かび上がる。この考えから「古代学」を提唱する学界の重鎮が、古代の読み解き方を...
古代史おさらい帖 ──考古学・古代学課題ノート
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古代史おさらい帖 考古学・古代学課題ノート (ちくま学芸文庫)
商品説明
考古学的な知見と、『日本書紀』『古事記』などの文献資料を織り合わせてはじめて、古代の真の姿が浮かび上がる。この考えから「古代学」を提唱する学界の重鎮が、古代の読み解き方を根本から問い直し、「土地」「年代」「人」の見方をめぐって、具体的かつ革新的な方策を提案する。「土地」の見方では変貌する河内と摂津から国生み神話の鍵などを考察。「年代」の見方では銅鏡の「年代」や「暦」を通して、古代人が時間をどう記述したかを探る。「人」の見方では、倭人=「呉の太伯」の後裔伝承の重要性などを提議。未解明の謎の数々や、古の人びとの心に想いを馳せながら、古代史を総ざらいで生きる入門書。
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紙の本
大学1年生に使って欲しい導入良本
2022/09/02 20:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルリノツキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
広く網羅した考古学・古代学の入門書だと認識します
大抵何年もかかって紆余曲折して
ここに書いてあるような事へたどり着いていく人が多いと思いますので
この本に初動でたどり着けた人は非常にラッキーで
推論の仕方や考え方のお手本が書かれてあって
チート機能が得られた形になると思います
現在の中国韓国辺りから日本に入ってきたような物事については
本来もっと向こうの国から長い年月をかけて
それらの国を通って入ってきたものだと思う事が多いので
国などを限定せずにそうと解るように書かれていたらもっとよかったのになぁと思いました
紙の本
骨太な本であり、決して『入門書』ではありません
2023/05/24 21:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
積読本消化。古代史の大家である森氏が「土地」「年代」「人」をテーマに古代史の重要課題を抽出した本。例えば、「成(生)」には国土誕生の意味があり、大阪の「東成」と「西成」の国生み神話にも連なる重要性を説いています。また、鏡や刀に記されている年代は額面通りには受け取ってはいけない。「大化」は天智天皇在世中にはなかった。敗戦により「神武東遷」はタブー視されたが、「九州」の重要性を踏まえた追究が必要とし、後半は熊襲等に言及。とにかく内容が深く骨太な本であり、決して『入門書』ではありませんので注意してください。