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山行記
著者 南木佳士
「晴れた日の午前の針葉樹林の香りが、それまでに服用したあまたの精神安定剤よりもはるかに深く心身をリラックスさせてくれる作用があるのを知った」(本文より)芥川賞受賞の翌年に...
山行記
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商品説明
「晴れた日の午前の針葉樹林の香りが、それまでに服用したあまたの精神安定剤よりもはるかに深く心身をリラックスさせてくれる作用があるのを知った」(本文より)
芥川賞受賞の翌年に心身を病んだ作家兼医師は、五十歳で山歩きをはじめた。
樹木の香りに精神が安定し、歩くことでからだ本来の働きに目覚めた作家は、蓼科山、浅間山から、ついには槍ヶ岳、白峰三山といった南北アルプスの高峰を若者にまじり踏破する。
人生を重ねた者が己のからだとこころで書いた異色の紀行文集。
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南木佳士の登山紀行エッセイ
2018/07/28 20:17
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
南木佳士の登山紀行エッセイである。登山に興味のない人にはちょっと退屈かもしれない。地図が載っているが、位置関係がもう一つよく分からない。南木佳士という作家が危機を乗り越え老年をなんとか生きているその姿がよく分かる。文中で意外だったのが辺見庸を高く評価していることだ。辺見庸と南木佳士ってまったくつながらないのですけど。