満潮 下
著者 シッラ・ボリリンド , ロルフ・ボリリンド , 久山葉子
ホームレスが襲われ、執拗に暴行される事件が続いていた。どうやら生活費を稼ぐために路上で雑誌を売るホームレスばかりが狙われているらしい。暴行の模様は動画に撮られ、ネット上で...
満潮 下
商品説明
ホームレスが襲われ、執拗に暴行される事件が続いていた。どうやら生活費を稼ぐために路上で雑誌を売るホームレスばかりが狙われているらしい。暴行の模様は動画に撮られ、ネット上で公開されている。いったいなんのために暴行しているのか? 一方オリヴィアが探していた行方不明の元捜査官は、どういうわけかホームレスのなかにいた。過去を掘り起こすオリヴィアの行動が、意外な関係者たちを揺さぶる。一流企業の取締役、政治家、エスコートビジネスの経営者……。そして最後にたどり着いた真相は、オリヴィア自身が予想だにしないものだった。世界28か国で刊行! 全世界でシリーズ60万部突破。マルティン・ベックシリーズのシナリオを手がけた人気脚本家コンビが放つ衝撃のミステリ。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
序章だったのか
2018/11/21 23:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻から引き続き読んできて思ったが、明らかにシリーズ化を目指した作品の第一部だったようだ。
スェーデンものは割りと主要登場人物(警察関係者)のバックグラウンドを詳しく描くことが多いが、本作品はこの上下巻か丸々彼らの境遇とその心理的背景を紹介しておいて、さて次巻以降この面々がどう各自の人生や事件に立ち向かうか・・・という壮大な導入部を構成している点がすごい。
そのためか、メインの事件が意外とあっさりした結末だったのには拍子抜けしてしまった。この程度のことなら未解決にもなるまいと思うのだが、やはり作者のテーマはこの多彩な操作陣を見てくださいということなのかなと思う。
スピード感溢れる展開でテンポよく読み進めてきただけに、ミステリーはやはり事件主体だと思う自分にとっては少し残念だった。