美しい日本語

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投稿者：satonoaki　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

今の若い世代には、金田一春彦さんは古い人かもしれませんが、日本語を柔軟に捉えつつ美しさを追求していて、読みやすいと思います。
ご自分の考えの根拠となるものを柔らかく示していらっしゃるので、ただ自分の論を振りかざすわけではありません。
何をもって美しい日本語というか、これは難しいですが、時々読み返して、おかしな言葉遣いをしていないか、身を正していきたいです。

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投稿者：KazT　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

日本語について 著者が伝えたいことが分かりやすく様々な例を示して語っています。
日本語の長所や特殊性、正しい日本語とはどういうものか、興味深く読むことができます。
日本人は自動詞を好む。「家を出る」は、「を」の助詞があるが受け身の文に変換できないため、自動詞を使った文。
「が」と「は」の使い分けでは、主語を表すと言えるのは「が」だけ。「は」が文章の最後の方に出てくる文章は、分かりにくい。
「常識」とは、「社会生活を営む上で、当然知っていると予想される知識」であり、個人の経験に基づいて作り上げられた、実は大変個人的な考え方の尺度。しばしば常識について食い違いが起きるのも当然。「郷に入れば郷に従え」というのも、常識というのは、そのくらい家庭や地域によって違うということを示している。
など、ためになる内容が多く興味深く読み進められました。

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投稿者：ヤマキヨ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

二代目金田一氏の日本語論というか、日本語への熱き思いにあふれた一冊。ただ、「美しい」という評価は主観に負うところが大きいので、熱き思いが時々息苦しくも感じた。日本語も美しいが、他の言語もやはり美しい。