ダライ・ラマと転生
著者 石濱裕美子
チベット僧の転生相続制を20年にわたり取材……1990年チベット密教の大本山ギュメにおいて、ロプサン・ガワン師(1937‐2009)について密教を学び始めた日本人、平岡宏...
ダライ・ラマと転生
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商品説明
チベット僧の転生相続制を20年にわたり取材……
1990年チベット密教の大本山ギュメにおいて、ロプサン・ガワン師(1937‐2009)について密教を学び始めた日本人、平岡宏一氏(現・清風学園校長)は、師を看取り、2014年、恩師の「生まれ変わり」とインドのガンデン大僧院で再会した。
この貴重な場面にも同行した著者が、20年にわたる関係各位への取材、清風学園に所蔵されている記録映像、チベット語史料に基づき、ダライ・ラマ法王を頂点としたチベットの僧院社会の構造、高僧が死後も生まれ変わり、施主や弟子の下に戻って教えを継承する転生相続を明らかにした書。
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チベット近代史と表裏一体。
2016/11/20 10:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
転生僧がダライ・ラマ師以外にも存在することも知らずに読み始めたが、初心者にも読みやすい内容だった。
宗教としてのチベット仏教のあり方だけでなく、チベットと中国やインドとの近代史、政教分離を目指したダライ・ラマ師の理念、インターネットを含めた情報社会のあり方が俗世として僧院に入り込み変質する危険性、失われる転生僧の系譜など、地域社会論としても読み応えがある。