- 販売開始日: 2022/09/01
- 出版社: 毎日新聞出版
- ISBN:978-4-620-10826-1
我らがパラダイス
著者 林真理子
細川邦子(48)は兄・三樹男(53)に憤っている。父・滋(82)の面倒をみるというから、兄夫婦に実家を明け渡したのに、父のぼけがはじまった途端、兄嫁・登喜子(56)が家出...
我らがパラダイス
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
細川邦子(48)は兄・三樹男(53)に憤っている。父・滋(82)の面倒をみるというから、兄夫婦に実家を明け渡したのに、父のぼけがはじまった途端、兄嫁・登喜子(56)が家出をしたというのだ。嫁にガツンと言えない頼りない兄に父を任せるわけにいかない……期せずして、邦子の介護の日々が始まった。
田代朝子(54)は看護師の仕事を辞し、寝たきりの母・チヅ(78)の介護中。そこに、リストラされた弟・慎一(53)が転がり込んできた。職探しもしない弟のために家計は逼迫、朝子は広尾にある高級介護付きマンション「セブンスター・タウン」で働きはじめる。
丹羽さつき(52)はセブンスター・タウンの従業員。80間近の父・貢と、母・ヨシ子はともに元気で、周囲にうらやましがられるほどだったが、父にがんが見つかり、闘病むなしく死去。母の老いもにわかに進み、さつきの平穏な日々は終わりを告げた……。
坂道を転げ落ちるように悪化する父の認知症。より時給のいいパートを探し、セブンスター・タウンで働きはじめた邦子が目にしたのは、入居費8000万円をやすやすと支払い、ホテル並みの施設で悠々と暮らす豊かな老人たち。母を手頃な施設に入れることに決めた朝子も、老いた母と困窮していくさつきも、自らの状況と、セブンスター・タウンの住人たちとの「格差」に愕然とする。いつしか3人は力を合わせ、親を空き部屋に住まわせたり、ぼけた入居者と自分の親をすりかえたり、それぞれの危機を乗り越えるため、一世一代の「計画」を企てる!
はたして「貧者の逆転劇」の結末は?
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
もっと読まれても良い小説と思う。
2024/10/02 17:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
介護について、まだ悩んで無い時に読んだ小説です。
とっても面白かったです。
最後の終わり方も、嫌いじゃないです。
もっと読まれても良い小説と思います。
老人をどうする?
2017/06/26 20:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mueller-love - この投稿者のレビュー一覧を見る
家族が要介護になった時、あなたならどうする?
仕事を辞める?老人ホームを探す?
ここにも生じる格差!
ハチャメチャだけど、痛快な小説。
ありえないけど
2017/08/24 00:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴょんきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
あり得ないけど、あったらいいな。 あったら怖い… もしかしたら、私だったらやるかも。