紙の本
戦略経理入門書
2001/07/09 00:48
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Take - この投稿者のレビュー一覧を見る
発行されてかなりの年数が経ちますが、「経理の本質を明らかにして、経理を企業戦略に生かす本質を示す」ことに関しては、いまだにこれを上回る入門・概略書は存在しないと思います。ただし、専門的用語の解説はほとんどなく、本質的なことだけを噛み砕いて書いてありますので、経理についてまったく知らない初心者か、あるいは経営戦略の立案などを手がける高レベルの方向けです。
紙の本
1978年に刊行され、今なお読み続けられる名著です!
2018/10/01 08:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、第一版が1978年に刊行され、今なお読み続けられている経営学の名著といえます。同書は、会計や経理について全くの初心者でも、よく理解でき、わかるように、非常にかみ砕いて、丁寧に解説された経理の知識とノウハウを学べる教科書です。ぜひ、一度、手にとって読んでみられてはいかがでしょうか。きっと、会計や経理について興味をもたれること間違いなしです。
紙の本
未だに通用する
2018/09/30 16:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:凄まじき戦士 - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し古い本ではありますが、基本的に経理の原則からは外れていないので経理的視点で経営を見る基本書としては悪くないと思います。
簿記知識がある方であれば大半知っていることでもあると思うので、新鮮味という点でいうと微妙な感じです。
ただ、押さえるとこは押さえているので、入門書としては読みやすいのではないでしょうか。
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会計学の本はどれも「なぜ?」を問う視点がないことに不満を抱いていたがこの書は違う。この本では戦略会計をモットーに何のために、どのように数字が動いているのかについて説明してくれる良書。簿記等を学んでその本質が知りたくなった人、全く簿記の意味がわからない人などに読んでもらいたい。
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30年ほど前に書かれた古ーい本ですが、
書かれている内容は非常にわかりやすいです。
会社に入って1年目の新社会人や中堅〜マネージャークラスの社員まで、
自分の会社と会社を取り巻くお金の流れをつかむためのひとつのツールとして、非常に有意義な知識を与えてくれます。
基本的な流れとしては、
1.財務諸表(B/S、P/L)を読めるようになりましょう.
2.損益分岐点を知りましょう.
3.原価計算をしてみましょう.
という内容が大部分をしめますが、これを自分のやっている仕事やプロジェクトの中で体現し、実行していくモチベーションを身につけたいものです。
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PLはよく理解できたがBSが仕事で扱わないのでピンとこない。なんとなく分かるのだが、やはり仕事で実践しないからぼやーっとした感じになっている。のでまたいつかBSの部分だけ読もう。
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簿記・会計について、とてもわかりやすく書いてある。ベニスの商人のはなし(借り方:貸し方)。B/S右側(目に見える方):左側(目に見えない方)の解説は秀逸。マトリックス会計については分かりにくかった。
?会計とはフローとストックの関連を掴む事だ。
?簿記の最終目的は、B/SとP/Lを作る事。
?B/S:期末のストック。P/L:期間中のフロー(Fin・Fout)。B/S左側:目に見える物(カネの運用)、B/S右側:目に見えない物(カネの出所・自己資金か?借入金か?)。P/L左側:フローアウト、P/L右側:フローイン
?採算がとれるとは、MPQ(付加価値)がF(回収すべき固定費)を上回る事だ。MPQ>F
?採算戦略=F/MPQ MPQ↑(付加価値)戦略:M↑、v↓、P↑、Q↑戦略 F(固定費)↓戦略:F↓、F活用戦略
?B/S:第一の着眼点「自己資本比率」。第2の着眼点「支払い能力」流動・当座比率の差で見る(B/Sを上下二つに分けて考える)
?在庫は目に見える方(左側)。目に見えない方(右側)には、カネ(具体的には借入金)がかかっており、時間比例で金利が発生する。
?B/Sを良くする戦略。左側:目に見える方(カネの運用)で資産の回転率を上げる。右側:目に見えない方(カネの出所)で自己資本を増やす。
?資金繰りの怖さ:カネには待ったが効かない(直接命取りになる)。損益とカネの動きが時間的に一致しない(カネが寝る怖さ):損益の発生と支払いスパン(在庫や売掛金などの現金化も)の時間的不一致。食い違いは売上債権や在庫や設備が回転せずに寝るほど大きくなる。
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この本を読んで私は「会計の使い方」がわかりました。
MGや戦略会計を作られた
西順一郎先生がプロデュースした本で
初版は1978年とかなり昔なんですが
内容は全く古さを感じません。
私が税理士試験の勉強で学んだのは
制度会計という
外部に報告する為、あるいは税金の申告のため
のものでしたが
この制度会計の知識だけでは
商売に数字を生かすことはできません。
この本には
商売に使える会計のイロハが書いてあり
初めて読んだときに目から鱗が落ちましたが
この本のベースになっているMGを経験した後で
読み返したら
書いてあることが今度はおなかの中に落ちていく感じがしました。
この本に出合えてよかったと思います。
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名前からすると人事分野&経理分野の融合かと思いきや、
内容は会計の本。
最初の方にも書いてあるけど、教育畑の人たちが、
ビジネスパーソンに必須な知識である会計を
より多くの人に理解してもらおうと腐心して書かれている。
ただ研修を企画・運営するだけでなく、
研修内容にも踏み込んで自ら学ぶと言う姿勢には頭が下がります。
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・採算の眼
-損益分岐点公式mpQ=F 付加価値と固定費が等しい
-mpQ=Fを変化させることで会計表のさまざまな状態を見る
・採算戦略の眼
-mPQ(付加価値)アップ戦略
-F(固定費)ダウン戦略
-経営とはF/mPQ
・B/Sの眼
-左側=目に見えるもの=資産
-右側=目に見えないもの=資金の源泉
-資産の源泉=金の出所を見る
・B/S戦略の眼
-回転期間B/Sで見る
・1ヶ月分の売上高/各資産
-自己資本を増やす
・資金繰りの眼
-下半身(固定資金)と上半身(運転資金)の動きを見る
・下半身は設備投資費と自己資金のバランス
・上半身は運転資金(右側)の増減に注目
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わかりやすい!
損益分岐点は固定費から計算
・B/Sのポイントは、
①純資本/総資本 高いほど自由にできる金があるということで健全
②当座資産(流動資産-棚卸資産)/流動負債
平均70%
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会計の話がとても分かりやすく書いてあって驚いた。
特に損益分岐点の計算式やB/Sの捉え方などは、非常に参考になった。
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協和醗酵工業(株)がすべての社員に基本的な経理の知識を会得させるために実施した社内教育の資料に基づいた本です。
一般的な作法から外れた独自の会計理論を使った説明は会計の基本であるB/S, P/Lの財務諸表を感覚的に把握するスキルを簡単に身に付けさせてくれました。
1978年に発行され、現在までに143刷も増刷されている事実が本書の内容の良さを物語っていると思います。
「色々と経理・会計の本を読んでみたけど頭に入らない!」という方は、まず本書を読んでみてはどうでしょうか。
損はしないと思います。
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会計について書かれた本ですが、
構成がシステムを使ったマニュアルとなっているため、
システムを触りながら読まないと理解できない。
また、マニュアルのため、
読んでいるだけでは飽きてしまい、
内容があまり頭に入ってこない。
自己資本比率の確認や、
流動資産、固定資産の確認、金の流れを抑えることで、
この会社は危ないかどうかを判断できるということが、
読み進めていく中で理解できるようになりますが、
それくらいのレベルであれば、他でも分かる。
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戦略会計STRACを知る上で、まずはじめに読む本。
STRAC自体は2年前に知るのだが、改めて詳しく見ていこうと思い購入。
読んでいていつも思うのだが、他の会社では活用されているのだろうか。
ウチの会社でも使ったらどうかと思う今日この頃。