眠狂四郎独歩行(下)(新潮文庫)
著者 柴田錬三郎
幕府転覆をはかる風魔一族がねらう闕所物の戎器を爆破し、さらに二代将軍秀忠の正体を明らかにする秘帖を焼き捨てた狂四郎に、風魔一族の捨て身の攻撃が続く……。無双の円月殺法に己...
眠狂四郎独歩行(下)(新潮文庫)
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商品説明
幕府転覆をはかる風魔一族がねらう闕所物の戎器を爆破し、さらに二代将軍秀忠の正体を明らかにする秘帖を焼き捨てた狂四郎に、風魔一族の捨て身の攻撃が続く……。無双の円月殺法に己れを託し、虚無と孤独の影をひいて生きる狂四郎に、最後の決戦を挑む軍師風魔右門。風魔一族と黒指党の死闘を背景に痛快無類の事件を展開し、奇抜な展開とエロチシズムで好評を博すシリーズ第二作。
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再びの散華。
2002/07/31 16:15
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投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は「無頼控」と同じパターンで進んでゆく。虚無の狂四郎を、刺客が、女が襲う。かつて狂四郎を愛し、哀しく死んでいった美保代に瓜二つの娘、ちさ。彼女もまた狂四郎を慕うが、騒動に巻き込まれ、醜悪な風魔三郎太にさらわれて意識朦朧のままに襲われる。ヒロインが襲われてしまうという展開は、当時として珍しかったのではないか。狂四郎もまた、ちさに心を開き始めるが……。
凄艶と剣戟の中に、伝奇小説としては珍しく寂寥が漂う。