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投稿者:うーよー - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生のまさに思春期の話ですね。水谷さんは行動や思考が子供っぽいけれど、思春期を迎えて自分の内面に目を向け始めると、自分が何が好きで何が嫌なのかをちゃんと捉えることが出来ていた。意味なく他者に迎合することなく、自分の道を歩んでいけそうに思えた。一方月野君は、自分自身の決め事に縛られて窮屈に生きているように見える。善人としては生きていけるかもしれないけれど、いつか転落しそうな危うさを感じた。さて、相手を特別な存在に感じ始めたこの二人に、どんな物語が待っているのでしょうか。次巻もじっくりと読ませて頂きます。
電子書籍
とても面白い
2019/09/14 22:18
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投稿者:ああああ - この投稿者のレビュー一覧を見る
テーマとしては純朴な少年少女の成長というベタなものであるものの、魅せる絵と文学的なセリフで見事に独自の世界観を描き出している。
amazarashi作曲の主題歌もあるそうなのでぜひ。
電子書籍
青春漫画
2018/10/31 23:16
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投稿者:ほっけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生の頃の無邪気さと垢ぬけなさを持ってるのに、周りは中学生になった途端、変わってしまうもやもやがよく表れてるなと思いました。
鬱屈さと裏腹に描かれる開放的で純粋で、キラキラした青春がとても綺麗。
紙の本
大人でもなく子供でもない
2020/03/23 05:54
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
微妙な年頃の男女の距離感が、繊細なタッチで描かれていました。夜の校庭の神秘的なムードと、ふたりだけの秘密にもトキメキを感じます。
電子書籍
宮沢賢治みたい
2017/12/13 10:31
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
なんとなく宮沢賢治の銀河鉄道の夜を思い出しました。
水谷の子供っぽさがリアルですね。
クラスに一人くらいこういうタイプの子いたなあ。
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火木ちゃんがわりといい子にしか思えないので仲良くなってあげてほしい。
ううーこういう…ジェットコースター昇ってまーす!みたいな…この後悲しい歪みが訪れそうな不穏な予感だけがあるこういう感じ…!
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読んでいると胸が苦しくなる話。水面からぎりぎり顔が出るくらいのところで息をしているような感覚。
この作者の物語はどこに落とし穴が待ち構えているか分からないから、常に神経を尖らせて読んでいる。どうしたらこんな繊細で儚い物語がつくれるのか。歪に建てた砂の城を波が来るたびに削られていくのをただ眺めている。いつか大きな波が来て、全部さらって行ってしまう。跡には何も残されない。そんな風に、思った。
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これはすごい。うまく大人になれない二人の秘密の友達の時間。あまりにも幸福な笑顔の数々がこの期に来たるであろう苦難と悲しみの裏返しとしか思えなくて、既にひしひしとつらい。泣いてしまいそうになる……。
絵もすごい。描き込みがすんごいんだけど絵が潰れない絶妙なバランスと構図でキャラもそうだけど背景のデフォルメがあまりにも巧い。大友克洋を彷彿とさせるほど。コマの一つ一つが絵としての完成度を高水準で保っていて飽きない。
ずっと噛みしめるように繰り返し繰り返し浸っていられるそんな漫画になる。
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阿部共実さんの新作をワクワクして読みましたが、なんていうか…期待以上でした!!
これは完結してから読みたい!でも待てないっていうジレンマ!
いつもの阿部さんっぽくないようにみえて でもやっぱりザワザワする感じはしっかりあって…
このお話がとんな結末を迎えるのか 楽しみに待ちたいと思います(*´∀`)♪
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これは凄い漫画表現だ!
「空が灰色だから」では憂鬱や皮肉や虚しさやを「味のある絵柄」で表現していた。
今作はもう味、どころではない、まずは絵が抜群に巧い漫画家なのだと遅ればせながら知った。
徹底的な白と灰と黒のコントラストの中で、光が交錯し影が幾方向にもくっきり伸びる。
光が溢れすぎて水滴が空中に浮かんだような場面や、白と黒だけで燃える西の空を描くところや、もう凄まじすぎる。
そして、ことさら台詞めかした台詞。
言葉による抒情と、アバンギャルドな絵とが見事にマッチして、もう泣いてしまいそうだ。
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ちーちゃんはちょっと足りない? ですっけ…あれも読み終わった後、何とも言えない感覚に襲われましたけれども、これも…人間の闇の部分?と言う表現が合っているのかどうだか分かりませんけれども、読み終わった後、何とも言えない感情を抱きました…。
ヽ(・ω・)/ズコー
作者は多分…女性じゃないかな? と思うんですけれどもねぇ…女性にしか表現できない…少女漫画のダークな部分と言えばいいのか…ともかく男性・女性で言ったら圧倒的に女性のが怖い生き物ですよね! ←え?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、ちーちゃんよりかは個人的に取っつきやすかったような気がします…女同士のアレコレとかあんまり読んで気持ちのいい思いはしないと思いますので…今作は男女関係…ではなく、男女であっても友達関係みたいな感じでしたので、男の僕ちんも比較的お話にのめり込みやすいのでした。
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー
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水谷は中学生になりたての女の子
親友の名前は土森、水谷よりも色々な面で大人な女の子。
月野は中学生になったばかりの男の子、水谷と友達。ただし月曜日の夜限定。
毎度強烈な個性を放つ阿部共実節とも言える世界観はなく
中学生特有の若さと、そこから溢れ出すエネルギーの発散を求めて
水谷は日々悩み、考え、心も体も大人になっていく。
そういった思春期特有の脆さと強さを描いてるだけなのにも関わらず
毎度の事ながらハイセンスな言葉選びを目にしているうちに
ほんの少しだけ風変わりな青春の1ページを覗いているつもりが
気付くとそこは阿部共実さんの世界。
実に上手い描き方だわ。
前述の通り、不思議系オムニバス漫画のスタイルではないので
空が灰色だからを期待して読むとがっかりすると思います。
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中学生になっても大人になれない水谷と、「変な奴」として有名なぼっちの月野は、偶然夜の学校で会い、「月曜日の夜に二人で学校で会う」約束をする。
この漫画は登場人物の表情がすごい良い。
感情に直結する水谷の表情、本質をつく月野の表情、楽しそうなとき、必死なとき、泣き出したいときの二人の表情、すごく綺麗でぐっときます。
月野は自分の超能力を信じる変人だけど、だからこそ水谷のコンプレックスを溶かしてくれる。
反対に、月野も水谷の底抜けの明るさに救われてる。
水谷は子供っぽくて少しずれているけど、可愛いげがあってハブられもせず、大人びた土森とも仲が良くて安心できる。
しかし作者が阿部さんだと考えると、切ない水谷の夢、「月野だけは大人にならないでくれ」という暗闇での水谷の台詞、「最近視力が落ちてきてる気がする」という月野の台詞、終わりの暗い感じなどなど不穏な伏線があり非常に怖い。
頼むから最後はほっこり系のラストにしてくれえええ。
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時々しか載っていないけどスピリッツの連載で一番楽しみだ。単行本で改めて通して読むと、お姉さんの存在や月野の兄弟の存在に主人公と月野の気持ちのあり方に強く影響していることが描かれていた。連載では、主人公と月野の関わりばかりを追っていた。
人物の絵も背景も、効果も漫画の記号性と絵としての写実性のいいところを思う存分最大限活用している感じがする。主人公の言動やモノローグの率直さと共通するそのセンスの凄さに圧倒される。
それに比べるとオレの表現のなんと硬くて狭いことかと、すごく見習いたいと思うのだが、その狭くて硬いからこそ表現できている部分もあり、真似したからといってうまくできるものでもなく、だからと言って今のままでいいわけでもない。素晴らしい才気の炸裂っぷりにリアルタイムで接することをあんまりひがまなくていい年齢になっていてよかった。
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青春のリアルな不穏
中学生に上手く移行できない主人公の水谷と善良なだけではない社会に上手く溶け込めない月野
二人の出会いは救いかもしれないが、稚拙で気持ち悪くもある。
良い方に落とすにせよ、悪い方に落とすにせよ、これからが楽しみな作品