電子書籍
覚悟して読みました。
2021/04/18 19:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルから、内容が重そうでしたので、気が滅入る事を覚悟で読みました。 登場人物の誰も心に闇があり、救いがなく、善三さんのみ、人柄の良さを感じました。
下巻を読み始めたところで、ハッピーエンドの気配はないものの、どんな風に収束するのか、少し楽しみです。
紙の本
タイトルそのままのダークな内容
2006/08/04 20:42
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のら - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルそのままのダークな内容。「探偵村野ミロシリーズ」だけど今までと全く違います。これでもかという”落ちぶり”は潔すぎ!でも残念ながら今の気分にははまりませんでした。
紙の本
今までを裏切る内容
2020/07/17 20:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までずっと村野ミロシリーズを読んでましたが、あまりの衝撃過ぎてショック状態となりました。意志の強い、正義感のある人だと思っていたのに。。。うーん、前作で止めておけばスッキリ終わったのかも???
投稿元:
レビューを見る
探偵ミロシリーズ。村野ミロは、好きな人が獄中で自殺したことを知らずに4年を過ごす。しかし、父親の村野善三はそのことを知っていた。内緒にしていたことを知ったミロは、小樽に住む父親を殺してします。その後、名前を変え韓国に渡るが、父の恋人久恵とミロがお金を借りた友部が追いかけてくる。
ミロが父親(義理)を殺すなんてどうしてそんな展開になってしまったんだろう。自らも40才で死ぬつもりになっているし。さて、章ごとのタイトルが面白い。「第1章 四十歳になったら死のうと思っている」「第二章 お前に何が起きた。お前は何をしに来た」「第三章 私を信じて、お願いだから」「第四章 あんたの人生の節目にいつも私がいる」
「第五章 光州が燃えている」後からタイトルを見ると、話がすぐに思い出されて便利だ。
2006.5.9読了
投稿元:
レビューを見る
解説:福田和也
関係:文芸評論家・慶大環境情報学部助教授。著作に『作家の値うち』など多数。
目につけばだいたい買っている作家さんのうちの一人。
「女」を描く女性作家さんのでは一番好きかもしれない。
何点か読んでいるが、ますます迫力が増している。
衝動の細かな捕らえ方は、そうそう追従を許さない。
疾走感が圧巻。惜しむべきは、題名と帯があまり好きでないことぐらい。
星は4.8。
投稿元:
レビューを見る
探偵ミロシリーズ。ミロ自身の自己破壊と再生の物語。*******好きなシリーズだが前作を読んでから時間が経っていたせいもあり、登場人物全員がダークになっていたのでビックリした。皆が皆、こころの闇をさらけ出してぶっ壊れてく。個人的にはトモさんまで壊れてしまって非常にショックだったW それでもミロが他人を愛し、再生に繋がっていく(と思われる)ラストには救われた。ミロがこの先どうなって行くのか、続きが読みたい!!
投稿元:
レビューを見る
題名どおりダークでドロドロの世界を描いています。女の執念がドロドロと。すごいんだけど星3つとしておきます。
投稿元:
レビューを見る
女探偵・村野ミロのシリーズ(?)もの。
第1作(ほとんど内容は忘れた)に出てきた犯人が刑務所の中で自殺してしまった。それを隠し通した父親(実父でなかったことを本書にて初めて知ることになった)を恨んで、殺意を抱く。。。というところから始まりました。
何でそうなるの?!と、これまでに出てきた登場人物たちも含めて、さっぱり訳の解らないまま、最終章は、30年も昔の、韓国で起きた光州事件のカットバック。どんどんストーリーは進み、読者を引き込んで飽きさせないのはさすがです。
うーん、ま、下巻でどういう落ちになるのか、楽しみに期待しましょう。2006/6/9
投稿元:
レビューを見る
この作品は「怒り」「憎しみ」「執念」などの負の感情がモロに出ていて主人公には嫌悪感を憶えます^^;(別に作品にではなく)最後には再生の道への兆しがみえるのですが、とても疲れる作品でした。しかしこの作者の作品をもっと読んでみたいと思ったのは事実です。
投稿元:
レビューを見る
ぶっ太いんだ〜〜汗;どっぷり桐野様の世界に浸って当分抜け出せなくなりそう・・・。でも夏休み中に読み切る!!
投稿元:
レビューを見る
「ローズガーデン」の主人公の
その後といった作品。
有り得ないと思いつつ
一気に読ませる面白さがある。
投稿元:
レビューを見る
とにかく読んでいて、本当にミロの話!?!?って何度も確かめてしまう位ショックな作品だった…。とにかくミロシリーズが好きな人には耐えられない作品。後書で納得させられた、という感じだけれど…気持ち的には納得できない。かっこよかったミロの父親は変な女と暮らしている上にミロに殺され、ミロはあらゆる悪事に手を染め、なによりも友部さんまでお金の為なら何でもする泥臭い人間になってしまった。友部さんとミロはもう以前のような関係ではないし…。目を瞑りたくなるくらい、現実は本来こんなもんだと言ってるような作品だった。相変わらず裏社会的な部分は面白かったけど。
投稿元:
レビューを見る
途中までは「読み終わったらブックオフに売ろ…」と思っていたのだけれど、完読してみたらなかなかだった。骨太。思い返してみると結構安直な展開も多かったとは思うんだけど、何か一線越えてるなという感じはした。
投稿元:
レビューを見る
まあ〜、なんとダークなお話。
よくぞここまで、シリーズものの主人公or登場人物の嫌な部分を書けるものだと思う。
村善・トモさん・鄭。読んでてかなり、悲しくなった。。。
ミロは、まあ、強烈な個性がアジなので、
あんな感じでしょうけど。。。
これだけ、強烈に嫌な個性を発揮しまくる登場人物がでまくる物語を、
破綻させず、最後まで読ませる桐野夏生の筆力は、
やはり圧倒的。
しばらくは、読みたくなくなるけど
そのうち、また、読みたくさせる魅力は
山本文緒によく似ていると感じた。
投稿元:
レビューを見る
社会の、心のダークサイドをこれでもかこれでもかと見ることができる。ミロシリーズを読んでいた人にとっては、悲しい思いをするような内容らしい。好きだったキャラがひどい書きかたをされるって、すんごいいやだろうなぁ。読んでなくてよかった。
でも、面白い!