- みんなの評価
14件
ミロ
著者 桐野夏生
これぞ桐野夏生の原点。江戸川乱歩賞受賞作!親友の耀子が、曰く付きの大金を持って失踪した。夫の自殺後、新宿の片隅で無為に暮らしていた村野ミロは、共謀を疑われ、彼女の行方を追う。女の脆さとしなやかさを描かせたら比肩なき著者のデビュー作。江戸川乱歩賞受賞!
ダーク(下)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2024/01/29 20:39
さすが
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
終わってみれば、犯人というか黒幕はああそうだよねと思い、ドラマ化されればすぐに犯人わかるとは思うが、さすがは桐の作品。前作の顔にふりかかる雨に続き、やられてしまった。次こそは。
天使に見捨てられた夜 新装版
2022/08/29 12:44
時代が後から付いてくる!?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
1994年刊行の本書は、探偵・ミロの第2作目だった。当時も読んだ記憶があるが、その時は単にエンタメとして楽しんだように思う。
内容は重いのに適度なライト感もあり、ぐいぐい先を読ませる。エンタメ・ミステリーとして質の高い小説だ。
それから30年近く。
あらためて新装版を読むと、本当の意味での凄さに気付く。
テーマ(AV出演強要問題はいまや一般紙も取り上げる社会問題だ)といい、ミロの振る舞いといい、隣人といい、至極「今日的」な物語ではないか。
#me too 運動が盛り上がった後のいま読んでもそんなに違和感がない。
それだけ桐野夏生氏の視点がしっかりと社会のゆがみを捉え続けているということなのだろう。
顔に降りかかる雨 新装版
2023/10/22 21:42
とにかく読みやすいが、時代背景の理解が必要なのか?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:狂ったチワワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は、とても魅力的な女性であり、他のキャラも設定もばっちり立っている。
ただ一つ、ナチスさえ絡まなければさらに簡略化できたのでは無いのかなと思ってしまうと、少し引っ掛かってしまった。
だが、物語としておもしろければそれで良いのだ!