- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2017/11/15
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: HARTA COMIX
- ISBN:978-4-04-734659-8
みくまりの谷深 2巻
著者 著者:小川 幸辰
1994年に講談社のアフタヌーン誌にて発表された小川幸辰の『エンブリヲ』は、虫とヒトとの共生を主題とした"生物學(バイオロジカル)ホラー"として人気を得、2008年には出...
みくまりの谷深 2巻
商品説明
1994年に講談社のアフタヌーン誌にて発表された小川幸辰の『エンブリヲ』は、虫とヒトとの共生を主題とした"生物學(バイオロジカル)ホラー"として人気を得、2008年には出版社を代えてエンターブレインより復刻版が刊行。新しい世代のファンを獲得し、その色あせない魅力が再び評価された。
小川幸辰は、その徹底的にリアリズム的な筆致によって、紙の上に現実を描き上げ、そしてミステリ・オカルト的な幻想との融和を果たすことに成功している。
今回の作品は出版社から「『エンブリヲ』の精神的な続編の執筆」を依頼されたことにより企画された。千葉県・印旛沼周辺の河童伝説を題材とし、実際には生息していないはずのもの、しかし多くの報告が寄せられるものを漫画で描き上げることにした。
物語は3話から構成される。第1話&2話は80ページ強。しかし第3話は186ページとなった! この重厚かつ真摯な作品は、一度雑誌に連載されてからまとめるのではなく、直接、単行本描き下ろし作品として発表されることになる。
舞台は東京都心と国際空港を結ぶ土地に拓かれた"万葉ニュータウン"。照葉樹の暗い森に包まれたこの街で連続失踪事件が起こった。犯人の特徴は、全身をうろこでおおった、まるで獣のような……。
唯一無比の民俗学(フォークロリスティクス)ホラーとして、小川幸辰による共生の物語が、ふたたび刊行!
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カッパどころじゃなくもっととんでもないモノ
2018/06/17 10:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M77 - この投稿者のレビュー一覧を見る
良くも悪くも凄く変なモノを見せてくれた感じ。
単純に自然や民間信仰の中の河童の話かな?と思って読み始めたら、それにプラスしてUMAとか、サンカとか、水性人類とか、男根崇拝にロリにイジメに子供が可哀想だったり、でも夢のような原始の水の楽園も有ったり。
非道な大人をぶっ殺しまくるプレデター1、2を経て、最終的に諸星大二郎がベトナムに行ったような結末になだれ込む。
感動したいけど呆気にとられちゃって出来ない感じの何か困った漫画でした。
好きです。