デジカメ時代のスナップショット写真術
著者 著:大西みつぐ
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デジカメ時代のスナップショット写真術
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商品説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
「家族写真は、息がかかるくらいの距離で」「まず続けてシャッターを押すことを覚えよう」-。当代随一の名手が、写真の王道「スナップショット」の尽きない魅力とテクニックを懇切丁寧に解き明かす。デジカメ時代に、自分ならではの写真を楽しむための決定版入門書。
目次
- 第1章 技法書を捨てよ町に出よう(写真を「撮る」ということ
- 教科書通りの大人、教科書を読まない少年少女
- そこに町がある、カメラがある)
- 第2章 スナップショットのススメ(スナップショットとはなんだろう
- スナップショットはなにを映し出すか
- スナップをはじめる前に)
- 第3章 ご近所写真術入門(愛しい人を写す
- 近所を写す
- 賑やかな街を写す
- 愛しの町を写す
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「うつろいやすい」を写す。
2003/01/27 06:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、デジカメをいじるようになって、その縁で手にとった一冊。
タイトルの「デジカメ時代の」とは「写真を写すことが身近になった時代の」というほどの意味で、決して「デジカメに限定した技術指南書」、というわけではない(第四章では、一章まるごとを割いてデジカメについて記載しているが)。
第二章で、「態度であり身体的行為である」として、「スナップショット」という語が紹介される。「スナップショット=急に射落とす」という狩猟用語が語源になっていることから、「被写体の動きや現象の流れと撮り手の意識がなんらかの合致を試みる一瞬」、「逃げ去ろうとしているから、うつろう途中であるからこそつかまえたい(イメージ)」を捕らえることだとしている。
たしかに、刻々と変化する状況の中に身を置いて、推移する事態の中から撮るべき瞬間を選択する行為は、自分の立ち位置を明確に意識する身体的なセンスが必要となるはずで、このようなセンスは、ある種の俳諧にも通じるように思う。
銀塩・デジタルとを問わず、「写真を写す自分とのつきあい方」を一考する普遍的な内容となっている。
酩酊亭亭主