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電子書籍
P+D BOOKS 遠いアメリカ
著者 常盤新平
夢のアメリカに恋い焦がれた若者の青春小説。戦後10年目の1955年、日本人はまだ貧しい生活を送りながら、大国アメリカの豊かな物質文化や娯楽産業に憧れをいだいていた。クリー...
P+D BOOKS 遠いアメリカ
05/02まで通常770円
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遠いアメリカ (P+D BOOKS)
商品説明
夢のアメリカに恋い焦がれた若者の青春小説。
戦後10年目の1955年、日本人はまだ貧しい生活を送りながら、大国アメリカの豊かな物質文化や娯楽産業に憧れをいだいていた。
クリーネックス・ティシューや雑誌「ヴォーグ」、そしてハリウッド映画。そんな時代に、20代半ばの青年・重吉と演劇に没頭している椙枝は二人で愛をはぐくんでいた。一向に見えない自分たちの将来に悪戦苦闘しながらも愛と希望だけを頼りに生きる、往時の若者たちが瑞々しく描かれる。
全4編からなる第96回直木賞受賞作。
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紙の本
椙枝さんって、いいよなあ
2023/12/04 09:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が愛してやまないフィリップロスの難解な問題作、「素晴らしいアメリカ野球」の翻訳者の一人というだけで私はこの人が大好きなのだ、時代は立教の長嶋茂雄が巨人に入団する前後、ということは昭和30年代前半、まだ東京の人でさえピッツァを食べたことどころか見たこともないという時代、翻訳家になろうと院を中退して頑張る青年の物語、この1086年度の96回直木賞を獲得している作品は作者の自伝的要素が強いものだといわれてる、恋人の椙枝、先輩翻訳家の遠山、編集者の久保田(一癖ある人だが)、そして両親、彼は嫉妬を感じてしまうぐらい周りの人にとても恵まれている、自伝的な作品と云うことで、その後の主人公と椙枝のことがとても気になる、小説と現実をごちゃまぜにしてはいけないのだけれど、おそるおそる検索してみた、見なけりゃよかった
紙の本
アメリカが遠かった時代
2023/01/24 13:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
常盤新平の自伝的短編小説集。まさにアメリカが遠かった時代に、英語の本や雑誌をよみふける生活がいかなるものであったのか。歴史的資料としても面白い。
紙の本
片隅の人たちより
2022/10/10 21:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃんぱり - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ作者の「片隅の人たち」が翻訳家たちの変人ぶりが面白くて、読みましたが今回は本人が主人公なので、父親とのエピソード等身につまされて、苦しくなることもありました。
ハンバーグはあるけれどハンバーガーはまだない、クリネックスは使い捨てのハンカチ、オリンピック前の東京は知らないけれどなつかしく感じられました。