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電子書籍
東京の昔
著者 吉田健一
幾千年かの歴史の中で、人間というものはどれだけ進歩し、どれだけ洗練することができたのだろうか。下宿先のおしま婆さん、自転車屋の勘さん、帝大生の古木君、実業家の川本さん。い...
東京の昔
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東京の昔 (ちくま学芸文庫)
商品説明
幾千年かの歴史の中で、人間というものはどれだけ進歩し、どれだけ洗練することができたのだろうか。下宿先のおしま婆さん、自転車屋の勘さん、帝大生の古木君、実業家の川本さん。いずれも味のある登場人物を相手に、おでん屋のカウンターや、待合、カフェーで繰り広げられる軽妙洒脱な文明批評。第二次大戦に突入する前の、ほんのわずかなひととき。数寄屋橋が本当に橋で、その下を掘割の水が流れていた頃の、慎ましやかで暮らしやすい東京を舞台に、人間と人間の社会を論じた、吉田健一最晩年の珠玉の一篇。
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紙の本
昭和初期の古き東京を舞台に繰り広げられる吉田健一氏の文明論議です。
2020/04/21 11:05
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、文芸批評家、小説家として昭和初期に活躍した吉田健一氏による、古き東京を舞台に人間と人間の関係性の中で現れる社会を論じた珠玉の一冊です。同書には、著者が親しんできた下宿先のおしま婆さん、自転車屋の勘さん、帝大生の古木君、実業家の川本さんという、いずれも味のある人物が登場し、彼らを相手に、おでん屋のカウンターや待合、時にはカフェーで文明批評談議が繰り広げられます。古き東京の片隅で語られる人間の進歩、文明の進歩に、ちょっと耳を傾けてみませんか?