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名門水野家の復活―御曹司と婿養子が紡いだ100年―(新潮新書)
著者 福留真紀
家康生母・於大の方に連なる名門水野家は、当主の乱心による江戸城松之廊下での刃傷事件で、譜代大名から旗本へ転落する。その立て直しに生涯を捧げることになった二人。没落した「せ...
名門水野家の復活―御曹司と婿養子が紡いだ100年―(新潮新書)
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名門水野家の復活 御曹司と婿養子が紡いだ100年 (新潮新書)
商品説明
家康生母・於大の方に連なる名門水野家は、当主の乱心による江戸城松之廊下での刃傷事件で、譜代大名から旗本へ転落する。その立て直しに生涯を捧げることになった二人。没落した「せつなさ」に耐えながら一心に勤め上げ大名復帰を果たした御曹司忠友と、旗本から婿養子に入り「したたかさ」を武器に将軍側近かつ老中として権勢を誇るまでに家格を上げた忠成。二代にわたる水野家復活の道程を、史料を基に活写する。
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紙の本
きれいなばかりではない成功物語
2022/02/13 20:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いて座O型 - この投稿者のレビュー一覧を見る
当主の江戸城中での刃傷事件から、旗本へと改易された水野家が、いかにして再び老中を輩出する家格にまで復活したのかの物語。
忠友・忠成の二代にわたる人物史であるものの、単純に二人が素晴らしい人格者だったからという、歴史物語のような展開ではないところに、史実を概説する新書ならではの味があり、興味深さもあった。
紙の本
再興
2022/04/19 05:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代に没落の憂き目を見よとした水野家。忠友と忠成を通してその復活ぶりを詳しくみる事が出来る。その評判の実態も間接的な資料からも伺い知れるように工夫されている。
紙の本
現代の価値観との落差
2022/04/21 08:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゅんべぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る
家の復活、出世に奔走する武士の悲喜こもごも。
仕える部下もさぞ大変だったろうと思う。
特に忠成は、一般に思われてるほど悪徳ではなく、あくまでしたたかなだけ、という論調だが、現代の価値観から言えば理不尽極まりないと思える。
この時代を乗り越えて、今があることに感謝しなければならないと感じた。