カナリア殺人事件
著者 S・S・ヴァン・ダイン , 日暮雅通
ブロードウェイで男たちを手玉に取りつづけてきた美しきマーガレット・オウデルが、密室で無残に殺害される。カナリアというあだ名のもと女優殺人事件の容疑者は、わずかに四人。彼ら...
カナリア殺人事件
商品説明
ブロードウェイで男たちを手玉に取りつづけてきた美しきマーガレット・オウデルが、密室で無残に殺害される。カナリアというあだ名のもと女優殺人事件の容疑者は、わずかに四人。彼らのアリバイはいずれも欠陥があるが、犯人の決め手の証拠はひとつもなかった。矛盾だらけで不可解きわまりなく、ほかに類を見ない犯罪に挑むのは、名探偵ファイロ・ヴァンス。独自の推理手法で犯人を突き止めようとするのだが……。『ベンスン殺人事件』で颯爽とデビューしたヴァン・ダインが名声を確固たらしめたシリーズ第2弾。/解説=三橋曉
目次
- はしがき
- 1 “カナリア”
- 2 雪の上の足跡
- 3 殺人
- 4 手の跡
- 5 差し錠のおりた扉
- 6 助けを呼ぶ声
- 7 謎の訪問者
- 8 姿なき殺人者
- 9 総がかりの追及
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純粋に楽しめます
2019/08/31 23:24
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベンスン殺人事件に比べて、一段レベルが上がった作品だと思います。事件の雰囲気は似ていますが、複雑性が増し、トリックも犯人もわかりませんでした。
探偵のキャラも面白くて好きです。昔の推理小説は、探偵も個性的で、読んでいて楽しいですね。
純粋に謎解きを楽しめるところも良い所で、余計な物語も入ってませんし、被害者や犯人に感情移入することもありません。こういうのが好きです。