- 販売開始日: 2018/05/18
- 出版社: 小学館
- ISBN:978-4-09-388618-5
一日の苦労は、その日だけで十分です
著者 三浦綾子
導かれて生きる。三浦綾子最後のエッセイ集。 人間の罪、弱さ、ゆるしを描きつづけた作家・三浦綾子が遺した愛にあふれる言葉の数々。「冬のあとに春の来ない人生もある」「人生には...
一日の苦労は、その日だけで十分です
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商品説明
導かれて生きる。三浦綾子最後のエッセイ集。
人間の罪、弱さ、ゆるしを描きつづけた作家・三浦綾子が遺した愛にあふれる言葉の数々。「冬のあとに春の来ない人生もある」「人生には往々にして意地悪がひそんでいる」と書きながらも、「なるようになる。なるようにしかならない」「一日にできる仕事は、量が決まっている。明日のことは心配しない」と道を照らす。自らの病気も苦難も「すべてが神様の贈り物」であるとあるがままに受け入れ、その恵みに感謝の念をも抱く。でも、だからといって「病気に協力することはない」と、前向きに自分の人生を生きることを考える――。
深い信仰に根ざしたその生き方から浮かび上がるのは、“愛”と“感謝”と“学び”の心。大上段に振りかざすのではなく、自身のいたらなさや苦い体験にも触れながら、弱い立場の人々や道に迷う若者たちに温かいまなざしを向け続ける。その思い、時を経ても色あせない言葉は、私たちが一日一日を大切に積み重ね、より良い人生を歩むための指針となるに違いない。没後20年を前に届けられた、やさしさに満ちた最後のエッセイ集。
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『一日の苦労は、その日だけで十分です』
2018/07/07 19:37
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『氷点』『塩狩峠』のクリスチャン作家三浦綾子(1922-1999)の単行本未収録原稿40編を一冊に
《没後20年を前に届けられた、やさしさに満ちた最後のエッセイ集》
本書を読むと、三浦がエッセイストとして類稀なる才能をもっていたことがよくわかる
丘にのぼると人は詩人になるらしい。特に、一望のもとに自分の住む街をながめるということは、へんにかなしいものである。よその見知らぬ街をながめるのとは、またちがった感慨があるものだ。
──「豊かな川 流れる煙」
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉を教科書で知ったのは、小学生の時であった。子供心にも、何としても納得できない言葉だった。日本に昔からあるこの言葉が、自分の住む旭川には通らぬことに、さびしさを感じたものである。
──「北国で春を待ちながら」
「結婚で何が始まるのか」
というこのテーマには、参った。というのは、このテーマへの答えがないからではない。結婚十九年にもなるのに、つい三浦の自慢話が始まってしまうからである。
──「結婚で何が始まるのか」
冒頭の100字ほどで読者の興味を自然に惹き、愛と感謝と信仰にみちた世界を描き出してみせる
《時を経ても色あせない言葉は、私たちが一日一日を大切に積み重ね、より良い人生を歩むための指針となるに違いない。》