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大都会の誕生 ──ロンドンとパリの社会史
18、19世紀のロンドンは、「世界経済のメトロポリス」であると同時に巨大なスラムが存在する「世界の吹溜り」でもあった。また、カフェやレストラン、劇場といった華やかな文化を...
大都会の誕生 ──ロンドンとパリの社会史
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大都会の誕生 ロンドンとパリの社会史 (ちくま学芸文庫)
商品説明
18、19世紀のロンドンは、「世界経済のメトロポリス」であると同時に巨大なスラムが存在する「世界の吹溜り」でもあった。また、カフェやレストラン、劇場といった華やかな文化を生み出したパリの都市空間は、二月革命に代表される民衆騒乱の舞台にもなった。人はなぜ都市に集まり、どのように大都会の生活様式が生まれたのか、この根本的な問いをめぐって、イギリス近世・近代史、フランス社会運動史をそれぞれ専門とする碩学が重層的な連関のなかに考察する。ふたつのアプローチ、すなわち経済生活と民衆運動、その違いがそのまま「二都」の性格の反映となっていることもきわめて興味深い。
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紙の本
都市型の生活様式は、歴史的にどのように形成されてきたのか。この魅力的な問いに、碩学がふたつ都市の豊富な事例をふまえて重層的に描写する。
2018/06/11 16:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界のメトロポリスであり、その「吹溜り」でもあった近代のロンドン。多くの文化を生み、民衆騒乱の舞台でもあったパリ。イギリス近代史とフランス社会運動史を専門とする碩学二人がこの二都を論じ、都市なるものの諸相に迫る。社会史に言及も生産も出来た時節と比べて現在人文科学が「冬の時代」なのは、大学改革を経たからなのか。そうではなくて単に相応の社会通念だけを忌避する話に全面拝跪しているからなのか。