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ただし、無音に限り
著者 織守きょうや
疑いを差し挟む余地のない、資産家の老人の死。しかし彼の娘は、財産の大部分を相続する中学生の孫に疑惑の目を向けた。あれは本当に自然死だったのか? すでに遺体は荼毘に付され検...
ただし、無音に限り
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ただし、無音に限り (ミステリ・フロンティア)
商品説明
疑いを差し挟む余地のない、資産家の老人の死。しかし彼の娘は、財産の大部分を相続する中学生の孫に疑惑の目を向けた。あれは本当に自然死だったのか? すでに遺体は荼毘に付され検視は不可能、疑惑を解決するための困難極まりない調査は弁護士を介して特殊能力を持つ私立探偵に持ち込まれた。その探偵が――俺だ。霊の記憶を読み取ることができる探偵、天野春近の調査と推理を描く書き下ろし中編二編を収録。『記憶屋』が話題を呼んだ新鋭の野心作。
目次
- 第一話 執行人の手
- 第二話 失踪人の貌
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紙の本
事実を突き止め、証拠を導く
2022/06/05 18:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
霊能力のある探偵が霊視から事実を突き止め、それを証明する証拠固めをする展開です。
探偵の霊能力は完ぺきなものでなく、ぼんやり輪郭が分かる程度。そして、そのそばで眠れば霊の記憶が断片的に見える、という強いんだか弱いんだか分からないレベル。
なので、霊視したヴィジョンからある程度の推理も必要。しかし、この推理力もちょっとアレな感じ。
二つ話が入ってて、一つ目の話で登場した中学生がなかなか頭の切れる子で、この子のアドバイスでやっと解決の糸口をつかむことが出来ます。
二話目は調査対象が見つからなかったので、どうなったんだ?って気もします。が、それ以降は警察の仕事だから御仕舞だったのかな。
紙の本
設定が中途半端。
2018/11/04 18:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の探偵は、幽霊の姿は見えるものの、それが言いたいことはわからないという設定。奇抜さを狙ったのかもしれないが、この〈限定的な能力〉は作品を成り立たせるためのご都合設定としか思えず、白けた。
そもそも、死者が登場する時点でミステリとしての仕上がりはいまひとつになる気がする。その上、主人公の独白が妙に説明的なのも、読んでいて飽きる要因につながった。