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太宰治
著者 井伏鱒二 著
太宰治から「会ってくれなければ自殺する」という手紙を受けとってから、師として友として、親しくつきあってきた井伏鱒二。井伏による、二十年ちかくにわたる交遊の思い出や、太宰の...
太宰治
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太宰治 (中公文庫)
商品説明
太宰治から「会ってくれなければ自殺する」という手紙を受けとってから、師として友として、親しくつきあってきた井伏鱒二。井伏による、二十年ちかくにわたる交遊の思い出や、太宰の作品解説を精選集成。「あとがき」を小沼丹が寄せる。中公文庫版では井伏の没後に節代夫人が語った「太宰さんのこと」を増補。
目 次
I
太宰治の死
亡 友――鎌滝のころ
十年前頃――太宰治に関する雑用事
点 滴
おんなごころ
太宰治のこと
太宰と料亭「おもだか屋
琴の記
太宰治と文治さん
II
あの頃の太宰君
「ダス・ゲマイネ」の頃
御坂峠にいた頃のこと
「懶惰の歌留多」について
余 談
戦争初期の頃
甲府にいた頃
報告的雑記
太宰君の仕事部屋
御坂峠の碑
蟹田の碑
III
あとがき〔『富嶽百景・走れメロス』〕
解 説〔『太宰治集上』
あとがき(小沼丹)
太宰さんのこと(井伏節代)
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紙の本
太宰治
2023/01/28 18:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「会ってくれなければ自殺する」という太宰の自分勝手な手紙から始まった交流や、戦後井伏を含む昔からの友人とは会わなくなったこと、最後には後に心中相手となる山崎富栄に半ば監禁されていた太宰の様子などが描かれている。富栄は自殺をほのめかして太宰を帰そうとしないのだが、それが井伏に対して太宰が送った手紙を思わせるが、もちろん関係ないだろう。
正直私はこれを読んでも太宰が好きになれないのだが、少なくとも作品を読んでみたいという気持ちにはなった。また、作品解釈にも役立ちそうな話も収録されている。
紙の本
太宰治氏から「会ってくれなければ自殺する」という手紙を受け取ってから、師として、友として交友を続けてこられた井伏鱒二氏の交遊の思い出記録です!
2020/07/26 11:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、昭和初期に活躍され、「山椒魚」や「屋根の上のサワン」、「ジョン万次郎漂流記」、「本日休診」、「漂民宇三郎」、「黒い雨」などの名作を発表されてきた井伏鱒二氏の作品です。同書は、昭和の天才とまで言われた太宰治氏から「会ってくれなければ自殺する」という手紙を受けとってから、師として友として、親しくつきあってきた井伏鱒二氏による、太宰治氏との20年近くにわたる交遊の思い出や、太宰氏の作品解説を精選集成した作品です。太宰治氏のこと、また井伏鱒二氏自身のことなどが非常によく分かる一冊です!