紙の本
数学と短歌って相性がいい!
2019/07/06 22:51
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投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一見すると結びつきそうにもない、短歌と数学の組み合わせ…。
そこに愛も加わっているから、どうなることかと思いきや…ロマンチックでステキです。
数学が苦手な私でも、「この短歌はいいな」と共感したり、感じ入ったり、感動したり…
もともと短歌は好きで、自分で作ってみたりもしていましたが、新しい短歌の魅力と可能性を感じることができました。
数学が嫌い、短歌がニガテという10代の女子にもオススメしたいです。
こういう本がもっとあったら…というより、こういう角度で数学や短歌などを教えたら、もっと勉強する人が増えると思うのになぁ…
数学用語は高校レベルのものが多いですが、中学生でも2年生以上の数学知識があれば楽しめると思いますよ。
紙の本
ツイッターで話題となった「愛と数学の短歌コンテスト」の書籍化です!
2019/02/06 10:03
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ツイッターで話題になった「愛と数学の短歌コンテスト」を書籍化したものです。愛と数学と短歌、どれも一見無関係に見えるのですが、実は、本書を読むと、それらの無関係な3者が繋がってくるから不思議です。数学同好会に所属する高校2年生の男子と他校から転校してきた文芸部の女子が繰り広げる世界を味わってみてはいかがでしょうか。
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数学は苦手だけど(壊滅的だけど)アコガレはある
短歌好き
よくわからんのもあったけど
なんかいいうたもあった
お話は、別に要らない(笑)
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愛をテーマにし、数学の用語を使った短歌集という、一風変わった本です。
基本は文系の私には全てがわかった!と言えませんが、なろほどと膝を打つような短歌も多くて楽しめました。
簡単な解説もついているので、ああ、そういうことかと理解出来る作りです。
ストーリーはオマケ。
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数学と短歌???
(^o^)
数学得意な男子と、短歌が得意な女子が、お互いに教え合えばいいよ、ということでつきあいがはじまるわけですが、各章、文章は4、5ページ……。
あとは、一ページ一個の数学短歌です。
数学と短歌の合体???
と思うでしょうがこんな感じ……。
“計算の練習問題「席替えで君が隣にくる確率は?」”
まあ、確かにこれは計算できますな(^ ^)
よく考えたよね。
これをこのままで面白がる中学生や高校生もいるでしょうが(大人のなかの比率と同じくらいはね)ちょっと後押ししてやったほうがよいかも……。
ちょっとゆとりがあるとこなら、小学校から買っていいと思うよ。
2018/11/29 更新
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ストーリーと短歌の比重は五分五分だと思っていましたが、あくまでメインは短歌でした。もちろん数学と恋の味がする短歌です。
短歌の意味を読み解く上で、そこに用いられる数学を多少なりとも理解しなければなりません。
しかしそれは苦痛ではなくて、完全なる文系脳のわたしでも、前のめりになれちゃいました。あくまで短歌の読み解きのために、その数学の性質を知ろうとする行為。
謎解き感が味わえて、納得とうっとりの間を行き来する面白い読み心地の本です。
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期せずして直前読了の小山薫堂『恋する日本語』と似たようなテイスト。一番気に入ったのは『「君が僕を好きなではないと仮定する。」/恐る恐る矛盾を探す』。表紙絵、イラストのほんわり感がいい。どこかで見たことがあると思ったら、『か「」く「」し「」ご「」と「』のいつかさんでした。
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数学を短歌で表現する企画。高校生のみずみずしい短歌で楽しめた。
恋愛の漸化式を立てようも
第一項がまだわからない
明日からは互いに素なの私たち
交わることは二度とないのだ
僕が気に入った短歌だ!
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夏目漱石なら“I love you."を「月が綺麗ですね」と訳しますが,数学好きの男子高校生は次のように訳します。
〈赤い糸任意の曲線引けるなら あなたのそばに1つの点を(横山明日希)〉
『愛×数学×短歌』。
なんと素敵な組み合わせなのでしょう。
本書はツイッターで実施された「愛と数学の短歌コンテスト」に投稿された短歌を中心に編集されたものです。
〈平行線1°動けば交差する だから私も一歩踏み出す(ごまだれ)〉
〈十三の次の素数は十七と十九の頃の 恋のあとさき(四ッ谷龍)〉
愛をテーマにした「数学短歌」。アオハルかよ。
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気持ち的には星3.5くらい。
短歌として詠まれるとニュアンスがわかるのに、数学的な解説はほとんど何言ってるのかわからない……という不思議な本でした。
数学以前に算数で躓いている人間としては一部難解でしたが、そういう苦手意識を越えて「数学」というジャンルに一歩歩み寄る(逆パターンも然り)ための入門書としては良いのかな、と思いました。
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「愛と数学の短歌コンテスト」に投稿された短歌にちょろりとボーイミーツガールショートストーリーを足した本。
数学は算数のころから記憶喪失気味なので、解説があっても理解したとは言えないものも多い。
けど、お話の中で「帰納」って言葉を面白がる文系女子とソコに興味を持つのを不思議に思う理系男子がリアル。そんな想いを読んだ歌もあり。
そして、ちびちゃんに見せたら、凄く食いついた。
これ中学だとそんなに面白くなかったかも。
今だから面白い。
何回に一回は数学か微妙なヤツある。
いや、これ前世(マイナス)なら交差するかも、ワンチャンあるかも。
あー、オレも友達から聞かれた問題でワカラナイって言いたくなくて「余白が足りない」って言ったことある。
中高生の覚えたてを使った感がすげえある。
出ると思った漸近線、ナツキ先生なら「凡の発想」
って言うやつ。
俺の周りのやつもこういうこと言ってそう。S17
「君が僕を好きではないと仮定する。」
恐る恐る矛盾をさがす (たじたじ)
この恋の導きかたも三通り
くらいあってもいいじゃん、先生 (九条はじめ)
平行線1°動けば交差する
だから私も一歩踏み出す (ごまだれ)
恋愛は掛け算だよねどちらかの
想いがゼロになったら終わり (汐月夜空)
足し算で答えが出ない恋もあり
引くことでしか導けぬ式 (九条はじめ)
分母から君を見上げて何年目
一線越えて会いに行けたら (澤ノ倉クナリ)
いままでの想いを全部かけてある
「好き!」に付いてる階乗の記号 (きよだまさき)
素数とは孤独な数字ではなくて
五つ並べて和歌という愛 (安西大樹)
並び方3人家族で6通り
もうすぐ変わる24へと (蒼山皆水)
これ愛の愛情だねと言ったから
二月七日は愛情記念日 (expo_one)
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恋愛と数学を題材にした短歌、という面白い試み。
感情の恋愛、論理の数学、と、一見、水と油のような組み合わせだけれど、意外や意外、相性抜群。
難は数学センスのない人(私のことです)が読むと、数学用語がわからないこと。
説明されてもよくわからないものもある。
学生時代から「数学のお兄さん」として活躍している横山明日希(よいお名前ですね)さんが、Twitter上で「愛と数学の短歌」を募ったところ、これまでに2000首以上の短歌が集まった。
その中から厳選し、横山さん自身の短歌も折り込み、間に数学好き男子高校生と短歌好き女子高生が出会う恋愛ストーリーを挟んである。
この小説部分が、「もっとがんばりましょう」という、イマイチなものでした。(ごめんなさい)
短歌だけでもよかったのでは?
ただ、あとがきの「このふたりのような出来事が世界のどこかで起きている可能性はゼロではない」的な言葉には、ワクワクした。
恋って今、この瞬間にも生まれているかも知れない、というか、確率的にも、世界のどこかで必ず生まれている!と思うと、急に世界がキラキラして見えてきますな。
私の妄言はともかく、気に入った短歌を少し。
「君が僕を好きではないと仮定する。」恐る恐る矛盾を探す―――たじたじ
なやんでも答えの出ない問いがあるまず算数が教えてくれた―――苗地静恵
叶わぬ恋収束させたいこの思いされど想いは発散するのみ―――夢之島
君からの僕の評価は空集合中身がなくてカッコだけだと―――expo_on
平行線1°動けば交差するだから私も一歩踏み出す―――ごまだれ
半分の距離に寄ってもいいですか何度なら許してくれますか―――のったん
あと半分あと半分と少しずつ想いを寄せても届かないんだ――横山明日希
無慈悲にも定められてる漸近線友達以上恋人未満―――kigure
机上では好きを証明できたのに面と向かうと成立しない―――y0k0t0m0
背理法あなたの心を知りたいが仮定も出来ない私は臆病―――panaffy
四捨五入して繰り上げた思いでも構わないから好きと言ってよ―――いなば・みゆき
好きな人求めるあなたの方程式解一つかなそれ私かな―――コロちゃんぬ
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交わらないと思っていたものも交わる。
数学を題材に恋の短歌を詠む。面白い試みである。ストーリー仕立てになっている。平行線よりも漸近線がたくさんある気がしたけどやっぱりインパクトがあるからでしょうか。
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No.17/2022
『愛×数学×短歌』横山明日希
✂︎✂︎✂︎
短歌を用いて
愛を数学で表現できることに驚いた
数学用語がわからなくても
解説がきちんと載っているので
わかりやすく読めました
ストーリー仕立てで読めるので
数学が苦手に感じている方にも
おすすめできる1冊です
✂︎✂︎✂︎
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