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ハンターキラー 潜航せよ 下
著者 ジョージ・ウォーレス , ドン・キース , 山中 朝晶
着々と進むロシア海軍提督のクーデター計画。ロシア領に潜入するアメリカ海軍精鋭たちは、提督の野望を阻止できるのか。元原子力潜水艦艦長と気鋭の作家が放つ大型エンタテインメント...
ハンターキラー 潜航せよ 下
ハンターキラー潜航せよ 下 (ハヤカワ文庫 NV)
商品説明
着々と進むロシア海軍提督のクーデター計画。ロシア領に潜入するアメリカ海軍精鋭たちは、提督の野望を阻止できるのか。元原子力潜水艦艦長と気鋭の作家が放つ大型エンタテインメント。
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紙の本
潜水艦同士の駆け引きをもっと深堀していれば…
2020/01/14 18:13
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投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロシア復興を信じる軍部指導者によるクーデターの計画の全容が明らかになり、命を受けたロシア海軍潜水艦が基地を出港。同時に陽動作戦として並行して計画されたアメリカ証券取引のプログラムへの操作も発動されます。
バルト海でロシア海軍潜水艦と対峙するアメリカ海軍潜水艦、ロシア大統領にまで手を伸ばすクーデター指導者と、その手から厳戒態勢のロシア海軍潜水艦基地におけるロシア大統領の救出作戦に挑むアメリカ海軍特殊部隊、そして経済テロを未然に防ごうとするプログラマーや金融関係者。複数の現場が同時に進行し、物語は一気にクライマックスへ。結末はネタバレになるので割愛しますが、よく練られたストーリーに引き込まれます。
ただ一つ残念なのは、多くの局面が同時進行するので、その分だけ潜水艦の戦いの描写の割合が少ない点です。1957年公開の「眼下の敵」という潜水艦と水上艦との闘いを描いた映画があったのですが、1隻対1隻の戦いを深堀した見事な映画でした。様々な要素を盛り込んだ本書の魅力も否定しませんが、現代の潜水艦vs潜水艦、潜水艦vs水上艦の戦術をもっと深堀した内容なら、より素晴らしいかったのではないかと感じました。