【期間限定　試し読み増量版】ヴィーヴル洋裁店～キヌヨとハリエット～ 1

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投稿者：求道半　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

空想上の生物の生体組織を素材に利用した服を作る、亡き祖母の店の跡を継いだ少女キヌヨの、オーダーメイドの品を作る工程は、希少性の高い素材の確保と下処理、生地の裁断や縫製等の各段階で困難な作業が多く、相棒のハリネズミのようなハリエットや、各分野の職人の助けがなければ、服飾課程のある高校に通うキヌヨの知識と技術だけでは、商品は完成させられない。
　魔力を帯びた一点物の衣服を誂えたい客は、年齢や性別、職業が異なり、様々な客層の要望を叶えて、死ぬまで現役の仕立て屋であった祖母の名声と腕前は、王国中に知れ渡っているのだが、半人前のキヌヨが店の営業を再開しても、客足は遠退く一方だ。
　学校では、生徒から一目置かれて、服の製作を次々に依頼されるキヌヨだが、制作費は無料であり、商売は上がったりである。
　その事を知ったハリエットは怒り、特殊な能力を発動して、キヌヨを困らせる。
　商売敵は多く、キヌヨが新規の顧客を獲得して、店の収支を安定させるのは、不可能であろう。
　だが、キヌヨの助け舟となり、その追い風となるかもしれない事態が、国内で発生する。
　和洋の様々な魔物が暮らし、魔法の箒で空を飛べる世界においても、手作りの衣類は、大量生産された品では作り出せない着心地を実現し、何物にも勝る価値を持つ。
　服飾に関心のない読者でも、キヌヨと客の遣り取りや、珍奇な材料の調達、服の仕立て等の場面に添えられた、視覚的な効果を発揮する音楽を聞くだけで、夢見心地となり、画面から目が離せなくなる。

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投稿者：氷狼　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ヴィーヴル、ドラゴン？
悩みながらもとある流れで、閉めるはずだった祖母の店を継ぐことにしたキヌヨ。
様々なファンタジーな住人が住む世界でオーダーメイドの洋服をつくっていくことになるのか？

魔法学園の生徒だったと思ったら、卒業シーンをすっ飛ばし、店を営むことに？
まだ在学中？
祖母と同じくオーダーメイドにはこだわり、更に自分の感覚で新たな商品性を取り入れようと言うのが彼女の流儀か。

少々、展開が早い気もしますが、テンポは悪くない。 絵も申し分なし。
ドラゴン、ユニコーン、セイレーン、ファンタジーに登場する生き物たちから素材をもらい、相棒のハリエットと共にどんな活躍を見せるのか。
嫌なヤツも登場し、店を狙う。
彼女はこの危機にどう立ち向かうのか。
ご都合主義は適度にして、盛り上げて欲しい。

次巻は半年後ですか。

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投稿者：やさし　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

童話かファンタジー映画のような趣があって、わくわくしました。服作りの工程はリアル感を持って描かれていて、作る人の素敵さと大変さが感じられます。流行やうちわウケじゃない、やっぱり長く着られる本物を作りたいっていうのとか、憧れの人のようにはなれないけど、目指すんだと友達の話を聞いていて自分の決意を持てたり、主人公の心が動き奮闘する様が爽快。

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投稿者：とりのひよこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

亡き祖母が残した洋装店。
一点物のオートクチュールの店。
今や流行らないし、祖母でないと依頼しないお得意様も...
一度は閉店を考えるが...

ストーリーはおもしろいけど、服のデザインがダサいのが難点ですねw。

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投稿者：とりのひよこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

一風変わった素材を材料にして、服のオーダーを請け負う洋装店のストーリー。
結果はそうではないけど、
羊とか吊るされてたカットがあったので、動物愛護の観点から
評価落ちです。