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電子書籍
ルポ「断絶」の日韓 なぜここまで分かり合えないのか
著者 牧野 愛博
なぜ、日韓関係はここまで絶望的にこじれるのか? 今こそ、韓国の「ハラのうち」を知る必要がある──朝日新聞前ソウル支局長が「戦後最悪」の日韓関係の背景、韓国の「論理と本音」...
ルポ「断絶」の日韓 なぜここまで分かり合えないのか
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ルポ「断絶」の日韓 なぜここまで分かり合えないのか (朝日新書)
商品説明
なぜ、日韓関係はここまで絶望的にこじれるのか? 今こそ、韓国の「ハラのうち」を知る必要がある──朝日新聞前ソウル支局長が「戦後最悪」の日韓関係の背景、韓国の「論理と本音」を明らかにし、誰も言っていない解決のヒントを提示。
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紙の本
冷静
2019/09/08 14:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
熱くなった話題の日韓問題。延べ9年半の在韓経験からジャーナリストが語る。
・韓国は、大統領の任期が終わる度に政策が変わる。過去の取り決めも現在の判断で覆してかまわないという国情が大きい。
それでも、外交分野には遠慮があるが、日本は例外である。民族を抹殺して統治した日本への遠慮は要らないという感情が根底にある。韓国にとって日本はシオナダ(爽快だ)と言える相手。不満のはけ口ということなのだろう。
・文在寅大統領。ネロナムブル(私がやればロマンスだが他人がやれば不倫)。 自己中心主義。積弊精算。
・後藤田正晴「この地上に戦争の記憶を忠告や韓国の人が一人でも残っているうちは、我々は憲法改正の話を持ち出してはいかんのだ」
・日韓首脳会談の陪席者らによれば、安倍首相は自分の主張をまくし立てる癖があり、文大統領との間で「上手な会話のキャッチボール」ができない状態になるという。慎重な文大統領、強く出たがる安倍首相、という2人の性格が関係しているのではないか。
韓国の本当の実情がわからないことも多いのだが、対話が成立する基盤もないようだ。マスコミ情報を鵜呑みにしていると、それほど関心がなかった者でも嫌韓に傾いてしまう。両国の人間的なつながりで関係修復を図っていくことも一つの策だが、やはり、本当の外交力で解決してほしいところだ。
電子書籍
ソウル支局長としての集大成
2019/07/13 20:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ソウル支局長であった当時の回想を織り交ぜて書かれたルポルタージュ。
大まかには時系列に並べられており、記事では割愛されるエピソードや取材源と手法にも触れられていて、軽く読めるが読み応えはなかなかのもの。
視点も論調も良い意味で朝日新聞的ではなくニュートラル。
期待して読んだ方は残念でした、朝日新聞だからと読まれない方には食わず嫌いも程々に、と申し上げたい。
それにしても出禁に尾行に露骨な圧力には閉口してしまう。
これで「報道の自由度ランキング上位」だそうだ、もう笑うしかない。
英語が担当な外相が「喋っている意味が分からない」、大統領の友人だから能なしでも高位職にありつけたりと、かの国らしい逸話もある。
外国の話だから笑みを浮かべながら読んでいられるのだが・・・。