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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かったです。
海外のこういう探偵ものや謎解きや事件ものはあまり読んだことがなく、馴染みがないので疑問に思うことも多かったですが、面白かったです。
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「IQ2」
(タイトル見て「IQ低!」ってのは、馬鹿だと
わかってても…おっさんなので
心の中で呟きたいフレーズ…失礼しました。)
むしろIQの高い探偵が主人公の第二弾
まだ、読み途中なのだが、一旦挫折
読み手の心の問題か?
シリーズものとして惰性で手を出してしまった
二作目の鬼門か?
なんだか気が乗らない…
どうにも生まれ育った環境、境遇から人が悪い方に転んでしまったために起こる事件のどうしようもなさと、主人公の兄の件が引っかかる。
たぶん、
①きっと兄はなんらかの事件に巻き込まれて、兄は信念や正義の為に死んだ。か、
②事件に巻き込まれて、弟を守り事件に巻き込まない為に何かしらの工作をして死んだ。なのかなぁ…
と、そんな状態で読み進める。
主人公もまた恵まれてはいない境遇(中でも人の出会いには恵まれている)の中で悪い方に転びつつも善の心を持ち前に進んでいる。のは良いけど
馴染みのない文化の事件にもそんなに惹かれず
兄の事件の真相にも興味がわかない…
私はこの本で何が読みたいのか?
がわからなくなってしまった…途方に暮れた。
現代版ホームズ?(カンバーバッチでよかろう)
暗黒街の若きホームズ(なんとなくの雰囲気は伝わるけど、どうにもしっくりこない一作目は楽しめたけど…)
と、言うわけで保留
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前作との比較をすると、スケールが大きくなり、何度も死んでもおかしくない場面が多数描かれている。兄の元カノが、アイゼイアを危険な仕事へといざない、前作からの謎である兄の死の真相を探りつつ物語が進む。
移民の国アメリカのアフリカ系黒人、ヒスパニック、アジア系の悪人がそれぞれの理屈で行動を起こす。
小説とはいえ、アメリカという国が抱える一面を描いたものになる。銃が身近にある社会での生活は、常に生死を分ける選択の連続。人生の落とし穴、成功とは何か?それぞれの価値観を軸に登場人物が行動する。
そして読者の睡眠時間が削られていく・・・
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シリーズ第2弾。アイゼイアの兄の死亡事故の原因や兄の元恋人からの依頼と過去との繋がりが見えてくる今作。中国系ギャングが絡み命を狙われながらの調査。激しさを見せる展開とアイゼイアの推理、過去との対峙。人と深く付き合わず距離を置くなかで飼い犬のラフィンの存在がかわいくて和ませてくれる。過去と現在の間にあるわだかまり、不安、孤独、そういうものが少しずつ変化していく今作でラストには次作が早く読みたくなる場面もあったりと楽しみ。
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LAのゲットーを舞台に青年探偵「IQ」の活躍を、ブラックカルチャーのリアルな描写を交えて描き出した前作。これが、めちゃ楽しかったので、読み切った翌日に2作目の「IQ2」を買ってしまった。
今作は、メキシコ系マフィアやチャイニーズマフィア、ルワンダ移民も登場し、前作よりもさらに登場人物が入り組んでいる。悪党どもが所属するコミュニティや彼らが背負っている文化的バックグラウンド、どうやってアガリを得ているかなどがしっかり描写され、そこに「多様性」を読み取れる仕組みになっている。「多様性」がテーマでありながら、「家族をどう築いていくか」の話でもある。それをテンポ良く切り取っていく手つきは、いまのアメリカのエンターテインメントっぽい。
細かいところだと、前作から積み残した謎を、今作できっちり解決してくれたのが良かった。あと、クラブマガの特訓シーンは熱いよね。
巻末の丸屋九兵衛による解説がすばらしい。まさに、「この人しかいない」という人選。
アメコミ邦訳版って、内容への理解を深めるために、単語や社会背景を解説する小冊子がついているんだけど、それに近いノリだな。中国系のDJが自己紹介する場面で「神風」や「ワサビ」など日本に関連する単語を使う理由とか、この解説がないとぜったいにわからないよ。
次回作、邦訳希望!
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論理と感情、IQとドットソン。
論理だけでは解決しない、そこには熱い情熱と行動力が必要なのだ、
という関係性がこの二人にもそのまま当てはまる。
特に今回はIQの兄が殺された原因と、IQが心を寄せる兄の元彼女との関係が大きく進展する。
感情が大きく動く展開にIQは翻弄される。
それを助けるドットソン(直接的には助けないが、現実のトラブルでは大きく貢献する)。
過去に区切りをつけることによって、登場人物たちの個性が深堀りされ、より魅力的になった。
さらに次回作が楽しみになった。
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IQシリーズ2作目。轢き逃げに遭って死んだ兄の恋人サリタに頼まれて、彼女の妹を助けに向かうというところから物語が始まる。IQのサリタへの淡い恋心も匂わせ、もう悲劇の予感しかしない。主人公IQの、ひねた、影のあるキャラクタは相変わらずいい。相棒のドットソンも味がある。終わり方も個人的には好きだ。ただ、いかんせん、読みにくい。場面や時間軸がころころ変わり、視点も急に変わるのでなかなか物語がつながらない。あと前作に比べて探偵IQのIQたる論理部分が弱い気がした。雰囲気を楽しむ小説かも。
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前作に続いて面白かった。主人公の成長が見られそうで、今後の展開が楽しみ。今のところは、まだ帯にあるような「暗黒街のホームズ」とまでは言えない感じだが、そう言う表現でなくても充分におもしろいと思う。とにかくロスのアンダーグラウンドのカルチャーや実態がよく分かる。作者はまさにそこから這い上がったそうだが、そのバックグラウンドが強烈に効いているシリーズ。
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シリーズ2作目。今回も章ごとに時間がずれて進行していくが、どれくらいずれているのかがわかりにくく、終盤になってやっと判明。そこからはまあそういう展開だよねという方向で、伏線といえば伏線だが。
前作よりは少し読みやすかったが、IQの推理らしきものはあまりなし。
結局兄の真相はこれ?ちょっと拍子抜け。
次作はもう少しIQの知能を生かした話を読みたい。
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面白かった!一作目より断然、こっちのほうが好み。ドッドソン、好感度上げてきたなぁ。ラストは、ピットブルのラフィン大活躍。アイゼイアにロマンスは訪れるのか?次作が楽しみ!
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「新しい私立探偵」というふれこみで読んだ前作がおもしろかったので読んだんだけど、うーん……。
主人公アイゼイアの印象が薄かったような。
メキシコ系、中国系、アフリカ系のギャングの話が絡み合って(アフリカ系の話はあまり知らなかったので興味深かったんだけど)、わけわからないうちに進んでいったような。
そして、なんだか、すべての結末が想像とは違っていて、なんとなく腑に落ちない、というか……。
アイゼイアの兄マーカスが轢き殺された理由は、なにかすごい陰謀があったり、だれかを守ったりしたから、ということでなくて。
そのマーカスの恋人で、アイゼイアのあこがれの女性サリタはそこまですばらしい人っていうわけでもなくて。
結局、セブが実はサリタにゆがんだ恋愛感情をもっていたのがすべての発端だった、みたいなのは、なんだかなあ、と思ってしまったんだけど。
ルワンダ出身のセブのこと、あんなにおとしめるのもどうか、とか……。なんだか彼には同情していたので……。
でも、事件解決して、上に書いたようなことがわかって、アイゼイアがいろいろなことに気づいた時点で、なんだか突然おもしろくなったように感じたんだけど。アイゼイアがやっと目を覚ました、というか。ここから2巻をはじめてくれたらよかったんじゃないか、と思ったんだけど……。
次作読むのは迷うところ……。
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LAの探偵IQ,ラスベガスへ。尊敬していた亡き兄の昔の恋人の頼みで,義理の妹の窮状を救いに行くが。
ラスベガス編と,1の最後で見つけた兄の死の手がかり追跡編が交互に進んで,最後にすっと交差するという作りになっています。
面白かったんだけど,1と比べると鮮烈さは欠けますかね・・・それはしょうがないか・・・。
中国マフィアやらメキシコギャングやら?今回も色々な裏社会の悪党が登場します。まあ彼らだけが特別に悪というわけではないと思いますが,すっきりする終わりにはなっていました。
しかし,兄の死の謎が2巻でもう解決してしまうとは思わなかった。解決というか,新たな敵を生んだという感じかもしれませんが。
ジャニーンはアホだよね。最後で,この話はなんだったのかなと思ったわ。。ドッドソンの奥さんのキャラは意外でした。こんなアホに巻き込まれて気の毒・・・,そりゃドッドソン,迷う余地なさすぎだわっていう。ドッドソンファミリーには幸せになってほしい。
なお,この話の良心はわんこです。ピットブルだけどな。
ラスト,次はIQがついに町の便利屋から飛躍していく感じになるのでしょうか。ドッドソンとのコンビも健在。原作は4まで出ているようです。早く読みたいなー。
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スクラップ場で兄のマーカスを轢いた車両を発見したアイゼイアは、事故は偶然ではなく明らかな殺意をもって計画された殺人だったと確信し、執念深く調査を再開した。そんなとき、かつてマーカスの恋人だったサリタから「妹を救ってほしい」と依頼される。昔からサリタに密かな片想いをしていたアイゼイアは張り切り、フィアンセの出産を間近に控えたドッドソンを再び相棒に誘って、サリタの妹ジャニーンがいるラスベガスへ向かう。だが、それはカジノの高利貸しと中国系マフィアとメキシコ系ギャングの三つ巴に足を突っ込んでいくことを意味していた。〈IQ〉シリーズ第2作。
前作のクールなアイゼイアから一転、今回のアイゼイアはコンプレックスまみれで人間関係が拗れやすい困った若者に。亡くなった兄の元恋人への想いは過剰に膨らんで暴走気味。アイゼイアのカッコつけが加速したせいでドッドソンも「敬意を示しながら話すことはできねえのか?」と懇願しだす始末。これに関してはマジでドッドソンの言うとおり。
しかし、そんなドッドソンへの冷たい態度も、サリタへの過度の期待も、兄を殺した宿敵の心理状態に近づくことで謎を解く伏線となり、アイゼイアの抱える孤独が敵と鏡像関係になる構成はやっぱり上手いなぁと感心。今回、さまざまなギャングたちの姿が “気がついたら今のように生きるしかなかった” 存在として、アイゼイアと対比されているように思う。そしてアイゼイアも自身が本当に必要としているものに自覚的にならなければ、同じ道を辿る可能性もあると示唆される。
対してドッドソンはビジネスの面では不安要素だらけなものの、フィアンセのシェリースを心から愛し、かつてのようなバカもしない。そんなドッドソンの環境を無意識に羨んでいるアイゼイアが、そんな自分を受け入れられずに憎まれ口を叩いてしまう負の連鎖にはやきもきするが、最後には読者の知らんとこで仲直りしてドッドソンは無事産まれた息子のミドルネームに「アイゼイア」とつける。もう勝手にせえ。
今作もクライマックスはギャングの抗争。ラモーナの死をきっかけにしてピタゴラスイッチ的に発生した抗争を利用したアイゼイア、8年の間に非情になっちゃって…。フランキーとマンゾの愛憎関係、バルサザーが死んでから彼が唯一の友人だったことに気づくレオ、ルワンダ内戦を生き抜いたセブとガヒギの絆など、ギャング側の私情も、語りはコンパクトだが熱い。
初登場のシェリースはめちゃくちゃイケてる女で、推しキャラの最愛の女がイケてるって最高だな〜! 前作では打算まみれのビッチ扱いだったデロンダも、今回はチャーミングな姉貴役。ラモーナとロコスの女たちのねじれた関係や、デロンダとジャニーンのシスターフッド、人身売買に手を出していた父を決して許さないヴァン姉妹など、女性の書き方も悪くなかった。
そしてなんといっても人種のごっちゃ煮としてのLAの書き方ったら。特に片脚を失いながらケンブリッジに通ったセブと、黒人とヒスパニックのハーフだった母と中国系マフィアの父のあいだに生まれ、同じくケンブリッジに通って弁護士になったサリタの対比は、よく考えるとエグい。「アフリカ系アメリカ人の土地にいる��フリカ人。そのふたつはそれぞれの大陸と同様にまるでちがう」というセブの述懐に、映画『ブラックパンサー』を思い出すのは必然だろう。(チャドウィックさん R.I.P)
丸屋九兵衛の監修がついて註が増え、特にNBA知識がない私はとても助かった。解説も大変ためになった。(でもあの解説を載せておきながら帯で〈暗黒街のホームズ〉をまだ使ってるのはどうなの?)
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IQシリーズ。亡き兄の元彼女から依頼を受け、中国ギャングと相対するアイゼイア。それと交互して死んだ兄の事件の真相を追う。終盤に2つの物語がつながるまでどういう時系列なのかわかりにくかった。
しかしアクションあり、推理ありでエンタメとして気軽に読める作品と思う。またアイゼイアやドットソンが少しづつ成長していくのも読んでいて楽しい。
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IQ1に引き続き兄マーカスを殺害した犯人探しを軸に、ジャニーンとベニーのギャンブル中毒カップルを助けたり相棒ドッドソンとシェリースの出会い話などのエピソードが絡んでいく。ドッドソンとシェリースが教会で出会いとジャーニンがアイゼイアの友人デロンダ宅で匿われている間の会話は最高に楽しいです。ドッドソンやデロンダなどの助演だけでなくジャニーン・ベニーのゲスト陣も強烈なキャラクターで読ませますが、主人公アイゼイアも一人でミステリーパートを受け持ち楽しませてくれます。どちらかだけでもつまらなくなるし良いバランスでは無いでしょうか。今回でマーカスの死について解明され、それによって尊敬する兄が聖人ではなかったことに気づいてしまいます。次回作からが本当のシリーズ開始になるような感じがします。がんばれアイゼイア‼