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電子書籍
天皇の装束 即位式、日常生活、退位後
著者 近藤好和 著
装束とは、天皇・公家・武家・高僧などの上流階級が着用した歴史的着衣をいう。歴代の天皇は、皇太子から即位式を経て天皇になり、譲位後は上皇、さらには出家して法皇となる場合もあ...
天皇の装束 即位式、日常生活、退位後
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天皇の装束 即位式、日常生活、退位後 (中公新書)
商品説明
装束とは、天皇・公家・武家・高僧などの上流階級が着用した歴史的着衣をいう。歴代の天皇は、皇太子から即位式を経て天皇になり、譲位後は上皇、さらには出家して法皇となる場合もあった。そうした人生の節目ごとに装束は変化したが、個人の意思で選ぶことはなく、奈良・平安時代以来の厳格な規定に従っていた。本書は、主として中世の天皇の生涯を辿りながら、個々の装束を詳細に解説し、それらが持つ意味を明らかにする。
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紙の本
厳格な規定に従う天皇の装束と生活を詳細に解説
2019/11/27 13:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
中世の天皇の衣服は即位式で着る冕服(ぺんぷく)、朝廷での公事で着る束帯、日常生活で着る御引直衣(おひきのうし)の3種類のみ、すべて公服であったこと、別の言い方をすれば天皇に私服はなかった。装束というと、とかくそのファッション性が強調されます。また、公家装束では着付けの実演が行われることがあります。しかし、ファッション性の強調や、また着付けの実演だけでは、装束特に公家装束の本質である身分標識という重要な役割を見失うことになります。装束の身分標識の役割をもっとも体現しているのが天皇装束であり、それは天皇がごく限定された種類の装束しか着用せず、またそれを着用する機会も限定され、皇太子時代や天皇退位後の装束とも異なる点が、それを端的に物語っています。
紙の本
今年 令和元年にふさわしい一冊
2019/08/31 23:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ときわ木 - この投稿者のレビュー一覧を見る
口絵が少なくそういう、意味で、文字だけではイメージがしにくいのが難点ですが、我々がなかなか知ることのできない、天皇の装束の変遷など細かく記されています。特に、応仁の乱など戦乱続きの時代に失われてしまった装束に関する技術や記録を苦労して復興し、現代につなげてきた先人の営みを、この書籍を通して感じることができました。
紙の本
装束は身分を表す
2019/08/27 18:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:扇町みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
今ではほぼ皇族の方しか着なくなった「おひなさまが来ている服」、衣冠束帯とか十二単とか言われている衣服(男性のものがメインだが)。
あの装束は身分によって身につけられる種類や色などがきっちりと決まっていた。
その頂点にいた天皇が着用していた装束について書かれている。即位時、公的な行事、プライベート、上皇や法皇になってからなど、場面場面によって着る服別にとても丁寧に書かれていた。
ただ、写真や図は多くないので、もし装束の写真などが載っている別の本を持っているならそれを脇に置いて読むといいかもしれない。
紙の本
装束
2019/05/01 22:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
きょう(2019年5月1日)新天皇が即位され、令和の時代となりました。皇族方のお召し物を拝見すると全て洋装。本来はどのような形だったのか?と思い、本書を手に取ってみました。
しかし、文書に若干の図という程度で、あまり天皇の装束はイメージできませんでした。
紙の本
装束
2019/03/26 07:32
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴代天皇は、譲位すると上皇になり出家すると、法皇になる。天皇の歴史を彩ってきた装束に焦点を当てている。