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電子書籍
レイテ戦記(四)
著者 大岡昇平 著
レイテ島の土はその声を聞こうとする者には聞える声で、語り続けているのである――八万の兵力を投じながら、生還者は僅かに二五〇〇人。太平洋戦争最悪の戦場を鎮魂の祈りを込め描く...
レイテ戦記(四)
レイテ戦記 4 (中公文庫)
商品説明
レイテ島の土はその声を聞こうとする者には聞える声で、語り続けているのである――八万の兵力を投じながら、生還者は僅かに二五〇〇人。太平洋戦争最悪の戦場を鎮魂の祈りを込め描く著者渾身の巨篇。巻末に「連載後記」、エッセイ「『レイテ戦記』を直す」を付す。
【全四巻】
(目次より)
二十八 地号作戦 昭和二十年一月一日―二十日
二十九 カンギポット 一月二十一日―四月十九日
三十 エピローグ
連載後記
あとがき
改訂版あとがき
補遺
エッセイ『レイテ戦記』を直す
付録
太平洋戦争年表
レイテ島作戦陸軍部隊編成表
書誌
地名索引
人名索引
部隊名索引
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紙の本
大岡昇平氏の戦中体験が「フッ」と浮かんでくるような傑作です!
2020/08/11 09:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『野火』(読売文学賞)、『花影』(毎日出版文化賞、新潮社文学賞)、『中原中也』(野間文芸賞)、『事件』(日本推理作家協会賞)、『小説家夏目漱石』(読売文学賞)など数々の名作を発表してこられた昭和の大作家・大岡昇平氏の作品です。中公文庫からは全4巻シリーズで刊行されており、同書はその最終巻です。内容は、「レイテ島の土はその声を聞こうとする者には聞える声で、語り続けているのである」という文章から始まり、著者の戦中のレイテ島での捕虜体験が垣間見られる一文となっています。18万の兵力を投じながら、生還者は僅かに2500人といわれる太平洋戦争最悪の戦場を鎮魂の祈りを込めて描いた作品です。内容構成は、「28 地号作戦」、「29 カンギポット」、「30 エピローグ」、「補遺
:エッセイ『レイテ戦記』を直す」となっています。