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紙の本
大岡昇平氏の戦中体験が「フッ」と浮かんでくるような傑作です!
2020/08/11 09:22
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『野火』(読売文学賞)、『花影』(毎日出版文化賞、新潮社文学賞)、『中原中也』(野間文芸賞)、『事件』(日本推理作家協会賞)、『小説家夏目漱石』(読売文学賞)など数々の名作を発表してこられた昭和の大作家・大岡昇平氏の作品です。中公文庫からは全4巻シリーズで刊行されており、同書はその最終巻です。内容は、「レイテ島の土はその声を聞こうとする者には聞える声で、語り続けているのである」という文章から始まり、著者の戦中のレイテ島での捕虜体験が垣間見られる一文となっています。18万の兵力を投じながら、生還者は僅かに2500人といわれる太平洋戦争最悪の戦場を鎮魂の祈りを込めて描いた作品です。内容構成は、「28 地号作戦」、「29 カンギポット」、「30 エピローグ」、「補遺
:エッセイ『レイテ戦記』を直す」となっています。
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